文章演習D

年度 2008
科目名 文章演習D
教員名 斎藤 良夫
授業概要 携帯メール。皆さんのほとんどが利用していることでしょう。携帯メールも、一般のメールにも、「文章ルール」はあります。手紙の挨拶文、報告書、ビジネス文書の作成とほぼ同じと言ってよいでしょう。家族、友人それとも会社の人、不特定多数のお客—-文章を読んでもらう相手は誰ですか。提出先は? 何のために作成するのですか。これが、「文章演習D」の根底テーマです。文章演習の基礎を掘り下げた「文章演習C」をなぞりつつ、資格試験や入社試験の過去問題等を参考に取り入れて、作文、論文の、より実践的な文章作成を目指します。
授業計画 講義
何のために書くか
・読む対象を特定。読み手が必要とする情報を効果的に伝達
観察力・取材力・情報の組み立て
・日常生活・図書館利用
事実と真実
文章の品格
・使わない=隠語・俗語・差別語
・控える=新語・流行語(文章の目的、内容による)
・敬語と代名詞
文章技術を磨く出発点は会話技術
「初級シスアド試験」(新制度へ)→「エントリ試験」(仮称=ITパスポート試験)の入り口
演習(指定字数800字・他)と筆記時間(50~60分・他)
事例文章の検証。わかりにくい文章を、わかりやすく修正
与えられた課題で文章を書く
・映像を観て「メモ」し、内容を文章にまとめる
グループ別文章演習
・ルポルタージュ・インタビュー記事作成他
(講義、演習とも受講生の構成によって、学習順序や内容の一部が変更になる場合があります)
評価方法 講義を耳にする回数が一回でも多ければ、用紙に向かって一行でも筆記する行数が増えれば、書く力は着実に向上します。授業中の活動を含めた出席点(30%)と、課題レポート等(70%)の結果から評価します。
教科書
参考書
メッセージ 授業計画を読んで、「おやっ、基礎に戻ったのではないか」と思われた人がいるかもしれません。オリンピック種目に「ヨットレース」があります。私は東京オリンピックの時に取材しました。ヨットは逆風に向かって真っ直ぐに進めません。帆をほぼ45度にして風を受け、ジグザグにコースを取って艇を風上の目的地目指して走らせます。文章作成も似ています。上達への王道・直線の道はありません。ジグザグを小まめにするか大きくするか、コース取りは様々です。しかし、基本は同じです。基本ルールを守りながらペンを何回も走らせ、パソコン打ちを繰り返すしかありません。形式を踏まえ、豊富な語彙を散りばめた文章には思わず引き込まれます。いわゆるセンスある文章は机上の学習からだけでは生まれません。日常生活の全方位に目を向けて、文章作成のタネをより多く仕込んで下さい。授業では映像を利用したり、ゲストスピーカーを交えての講義も予定しています。e-メールでの文章添削等、授業構成は「文章演習C」とほぼ同じです。辞書をいつも手元において利用するクセを付けて下さい。