ゼミナールⅠ

年度 2002
科目名 ゼミナールⅠ
教員名 友安   弘
授業概要 日本のマスコミュニケーションとマス・メディア、及び日本人の表現・コミュニケーションを扱う。単に抽象的に扱うことはせず、我々の文化に即して考えていく。これらはいずれも、日本語という言語を媒介にしており、日本の文化と伝統を色濃く滲ませている。しかも、幕末の「白旗」以来の波瀾に満ちた近代史の過程は、日本のメディアや個人の表現に種々の歪みを与えてきた。本ゼミは、これら総体を踏まえて上記テーマを検討していく。
授業計画 「ゼミナールⅠ」は、5つのステップで構成される。
・ 「春休みの課題」・・・「ゼミナールⅠ」が開始される前に、指定された文献(4冊)を読み、その内容・感想・意見などをまとめ、レポートとして「ゼミナールⅠ」の最初の日に提出する。同時に、3年生の間に作成する論文のテーマをこれら指定された文献の中から決定する。
・ 「春の講読」・・・「春休みの課題」で読んだ文献の精読、内容の調査、口頭発表、及び各自の論文に関する個別の質疑応答。
・ 「夏休みの課題」・・・・各自、自らの論文を作成し
評価方法 ●ゼミナールへの参加度、提出物の内容、及び出席状況によって評価する。 ●4年次の「卒業研究」については、論文のテーマ、論文作成の過程、及び論文の内容によって 評価する。
教科書 「ゼミナール・」に関する参考文献は、ゼミナールの中で適宜、紹介する。また、4年次の「卒業論文」に関する文献については、卒業論文の作成に際し、学生毎に個別に紹介していく。
参考書 「春の課題」
  ・ 『非言語コミュニケーション』、マジョリー・F・ヴァーガス、新潮選書
  ・ 『「少年ジャンプ」の時代』、斎藤次郎、岩波書店
  ・ 『子どもの笑いは変わったのか』、村瀬学、岩波書店「春の講読」
  ・ 『混みあいの心理学』、P.M.インセル、M.C.リンドグレーン、創元社
  ・ 『テレビと子どもの発達』、無藤隆編、東京大学出版会
  ・ 『メディアと暴力』、佐々木輝美、勁草書房「秋の講読」
  ・ 『プロパガンダ』、A.プラトカニス、E.アロンソン、誠信書房
メッセージ 自らゼミナールを運営していく気持ちをもって、ゼミに参加してもらいたい。また、思考力を要する事柄・種々の議論を呼ぶ事柄を扱うので、「考えること」を常日頃から心掛けるようにし、「討論すること」にも臆さないようにすることが大事である。感性を磨き、企画力を養っていくためには、授業にただ出席したり、指定された文献を読んだりするだけでは充分ではない。時間に余裕のある間に、古今の東洋・西洋の美術、能や人形浄瑠璃といった日本の古典芸能を含む演劇などにできるだけたくさん触れることが肝要である。これらについては、適宜、案内をしていく。