年度 | 2008 |
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科目名 | 法学 |
教員名 | 斉藤 功高 |
授業概要 | 私たちはロビンソン・クルーソーのように誰もいない孤島に住まない限り、他者との関わりを持ちながら生活しなければならない。そのような社会では、往々にして権利の衝突が起きるものである。その時共通の決まりがあれば、円滑に物事を解決することが可能である。この社会のきまりの一つが法である。そこで、本講義では、法の考え方を中心に、日常的に起きる法律的な問題の具体例を引きながら、「法とは何か」に迫りたいと思う。 |
授業計画 | プロローグ 法を学ぶ必要性 2.六法の説明 3.法の種類 4.法の構成 法の論理学 論理の必要性 2.法の論理と価値の関係 法と社会規範 法規範 2.法と道徳 3.法と習俗 4.現代法の特徴 法源と法の種類 法源 ①制定法 ②慣習法 ③判例 ④条理 2.法の種類 ①公法と私法 ②一般法と特別法 ③実体法と手続法 ④強行法と任意法 法の適用 三段論法 2.法の解釈 憲法のしくみ 統治機構 2.基本的人権 刑法のしくみ 犯罪成立要件 2.故意犯と過失犯 3.共犯 4.刑罰の種類 刑事裁判のしくみ 逮捕から起訴まで 2.刑事裁判の進め方 3.刑事判決 民法のしくみ(1) 結婚の条件 2.結婚生活の条件 3.離婚の条件 4.相続の条件 民法のしくみ(2) 交通事故 2.製造物責任 3.訪問販売 民事裁判のしくみ 和解 2.民事裁判の進め方 3.民事判決 国際家族関係のしくみ 国際結婚 2.離婚 3.親子関係 法が目指すもの 法的正義 2.法的安定性 3.合目的性 4.法の効力 |
評価方法 | レポート(内容12点、形式5点、資料3点、合計20点)・平常点(授業内で実施するミニテストの合計20点)・筆記試験(60点)の100点満点によってAA(100~90点)、A(89~80点)、B(79~70点)、C(69~60点)、D(59~0点)の評価をする。なお、筆記試験は3分の2以上講義に出席しなければ受けることが出来ないので注意すること。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 授業では教科書を使わないので、各自法学に関する本を最低一冊読んで、法学についての全体的な知識を身につけてほしい。また、現代社会で起こっている現象に疑問を持ち、その解決方法を模索してほしい。 |