文学のたのしみ

年度 2008
科目名 文学のたのしみ
教員名 野地 安伯
授業概要 近・現代に作られた短歌と俳句の中から、名歌・名句として定評のある作品を中心に、その解釈と鑑賞を行う。短歌・俳句とも、作者ごとにまとまった数の作品を取り上げて紹介し、それらを通して、わが国の伝統ある文芸形式に親しみ、文学をたのしむ時間にしたい。
授業計画 短歌と俳句の解釈と鑑賞を中心とする。作品によって、その情景を描くことも行う。
<短歌>
①明治期の歌人(与謝野鉄幹、与謝野晶子、正岡子規、長塚節ら)の作品を味わう。
②大正・昭和期の歌人(斎藤茂吉、北原白秋ら)の作品を味わう。
③戦後の昭和期の歌人(木俣修、近藤芳美、佐藤佐太郎,俵万智ら)の作品を味わう。
<俳句>
①明治期の俳人(正岡子規、内藤鳴雪ら)の作品を味わう。
②大正・昭和期の俳人(高浜虚子、水原秋桜子、山口誓子ら)の作品を味わう。
③戦後の昭和期の俳人(加藤楸邨、石田波郷、中村草田男ら)の作品を味わう。
評価方法 ①.毎回の出席状況を基本とし、授業中の諸活動を含めた「出席点」を40%、鑑賞文や鑑賞画などの提出作品を60%の割合で評価する。なお、成績評価の基準は次のとおりである。AA)出席点が高く、提出作品の内容も特に優れている。A)出席点、提出作品の内容がともに安定している。B)出席点、提出作品の内容が、ほぼ基準に達している。C)出席点、提出作品の内容がともにやや低い。D)出席点が低く、提出作品の内容が不十分である。
教科書
参考書
メッセージ 皆さんはこれまで、短歌や俳句について、あまり多くは学んでいないでしょう。また、表現の仕方が古文のようで、何となく手が出しにくいところがありませんか。確かに、この二つの文芸は古典文法による定型を基本としていますので、古文や文法が得意でない人には、そこが障害になっているようです。しかし、短歌は31字(音)、俳句は17字(音)と、いずれも短い形式ですから、読解の「こつ」さえつかめば、それほどむずかしいものではないのです。その作品のどこを押さえれば理解できるか、それを授業の中でお話しするつもりです。短歌も俳句も短い表現の中に、実に深い奥行きがあり、日本語の美しさが凝縮されているといえましょう。自然、旅,恋、社会、家庭、人生を、この授業で取り上げる作品によって、じっくり味わってほしいのです。週に1回、半年間、日本独自の文学を楽しんでください。