自然言語処理

年度 2007
科目名 自然言語処理
教員名 松原 康夫
授業概要 私たち人間が使う言葉を、プログラミング言語などの人工言語と対比して自然言語という。自然言語は人工言語よりはるかに複雑なものであり、言語学などの長い研究の歴史がある。その中からChomskyの理論も出てきて、コンピュータ・サイエンスに大きな影響を与えた。また逆に、最近ではコンピュータ・サイエンスを意識した文法理論も出されるようになってきている。この授業では、最初Chomskyの考え方を説明し、次に自然言語を処理する技法の中でも比較的完成されつつある、形態素解析と構文解析を中心に解説する。
授業計画 歴史的背景
言語学からChomsky理論へ
・生成文法の考え方
・深層構造と表層構造
・言語理論とオートマトン
形態素解析
・形態素とは
・トライ構造
・右方向最長一致法
・接続表
・形態素解析ソフト
構文解析
・木の構造と導出過程
・トップダウン縦型解析法
・ボトムアップ横型解析法
構文と意味
・述語論理と意味の表現
・単一化文法
・単一化文法による意味表現の抽出
評価方法 基本的に学期末テストによる
教科書
参考書
メッセージ インターネットの時代になって、ますます、「言葉」をコンピュータで処理することが求められている。これからシステムエンジニアになろうとする人は、自然言語処理についての知識が必要となる。また、人間の特性を端的に表わす「言葉」が、コンピュータとどういう関わりを持つのか、教養としても知っておきたい。