文章演習A

年度 2007
科目名 文章演習A
教員名 野地 安伯
授業概要 この授業は、いわゆる小論文に限らず、さまざまな文章を書くための基本を学ぶものである。
講義を聴き、その内容に基いて文章を書く。原則として時間内に提出するが、主題によっては宿題になる場合もある。作品は添削・評価をして、次週に返却する。必要に応じて、補助教材による問題演習を行う。
授業計画 「達意の文」という言葉がある。考えていることがよく他人に通じるように書かれている文という意味である。本授業の目指しているのは、そういう文章が書けるようになることである。授業は下記の計画に従って実施する。
① 文章表現における基本事項(仮名遣い・送り仮名・漢字・句読点など)の確認。
② 日常生活を素材にした文章を書く(300字~500字)。
③上達状況に応じ、主題を設定して書く(出会い・座右の銘・ことわざ・慣用句・ 社会の出来事など)。
④ 上記②,③の中で、参考資料の解説・問題演習を行う。
評価方法 ①.出席状況 ②.課題文の内容・表現力 ③.定期試験の結果
上記3項目によって、総合的に評価する。
教科書
参考書
メッセージ パソコンや携帯電話のメールなどの普及により、手書きの文章が少なくなってきているのは事実ですが、まだまだ肉筆が重んぜられていることを忘れないでください。「文は人なり」とはよく言われていることで、その意味は皆さんもよくご存知のことでしょう。私はそれに加えて、「文字は人なり」と言いたいのです。どのような気持ちで、どれほど真剣に書いたか、文字がそれを語ってくれるのです。もとより書家のような美しい文字を書くことを求めてはいません。上手でなくても、一字一字ていねいに書かれた文字を目にすると、読み手は自然に、その文章を書いた人の誠実さを感じ取るものです。内容がいかにすぐれたものであっても、薄く小さく乱暴に書かれてあると、それだけで読み手に不快な印象を与えることさえあるのです。惜しいことです。
この「文章演習A」では、少しぜいたくかもしれませんが、読み手の心をとらえる内容と、読みやすい文字の両方を求めていきます。これまでの実践を通し、皆さんの授業に取り組む姿勢が前向きであればあるほど、良い結果を生むことがわかっています。人に読んでもらう文章を、ほとんど書いたことがないという人が多いと思います。はじめは書くということに戸惑うかもしれませんが、次第に慣れてくるものです。皆さんが、平明な言葉でわかりやすい文章を書くことができるように、私は助言を惜しまないつもりです。