日本語表記の常識

年度 2007
科目名 日本語表記の常識
教員名 山崎 貞子
授業概要 日本語の文字には、漢字、平仮名、片仮名、ローマ字があり、様々な文字表記が可能である。この多様性は、表現を豊かにする一方で、表記のルールを複雑にしている。この講義では、日本語の表記に関する基礎知識を学ぶ。漢字について理解を深めるために、その起源から字体の変遷を辿り、日本語の中に定着する過程を概観する。漢字の音と訓、漢字の構成、仮名遣い、送り仮名の付け方などのテーマに沿って、演習を取り入れながら進める。漢字検定2級程度の力を身につけることを目指す。
授業計画 漢字の誕生と発展
(1)漢字の起源 (2)字体の変遷
漢字文化の世界
(1)漢字の成り立ち (2)漢字と民族、風土
漢字の音と訓
(1)呉音、漢音、唐音 (2)訓読みとかな
辞書と部首
(1)辞書のいろいろ (2)部首のはなし
古代日本と漢字
(1)日本人と漢字の出会い (2)漢語の受容
近代国家と漢字
(1)和製漢語 (2)翻訳語としての漢語
熟語の構成
(1)二字熟語、三字熟語 (2)熟語の読みと意味
熟語の諸相
(1)類義語、対義語 (2)四字熟語
漢字の使い分け
(1)同音異字、同訓異字 (2)同音異義語
字体の扱い方
(1)標準字体、異体字 (2)新聞の字体
仮名遣いと送り仮名
(1)現代仮名遣いの要点 (2)送り仮名の付け方
常用漢字について
(1)常用漢字表と付表 (2)特殊な音訓
日本語表記のまとめ
(1)漢字、平仮名、片仮名、ローマ字 (2)外来語の表記
評価方法 1)確認テスト 2)提出物 3)出席 4)講義への参加度 1)2)3)4)から総合的に判断する。
教科書
参考書
メッセージ 最近日本語が注目されているのは、社会人や大学生の中に日本語力や漢字力に自信のない人が増えてきたからではないでしょうか。パソコンや携帯電話の普及によって、視覚的に文字を捉えるために、文字知識として頭の中から引き出すことができなくなっているようです。母語としての日本語力を磨くために、漢字を中心とした表記の常識を身につけましょう。