国際関係論

年度 2002
科目名 国際関係論
教員名 青木 利夫
授業概要 情報学部のみなさんに国際問題を語るのはどういう意味があるのだろう。そんな時間があるなら、もっとコンピュータとか情報システムなど当面ぜひ必要な授業をやってほしい、と思うひともいるかもしれない。しかし、そうではないのだ。いま世界で情報を論ずるなら、とくに広報に携わろうという学生だったら、ぜひとも国際的な視野をもち、世界がどう動いているかを知っていなければならない。もちろん十数回の授業だから、細かい理論や歴史には深く立ち入る余裕はないが、日々に起こる世界の出来事を、新聞・テレビなどで、すばやくフォローしつつ、何がそのように世界を動かしているのかを一緒に勉強してゆきたいと思う。
授業計画 たとえば次のような問題にぜひ触れたいが、目の前の出来事とうまくからむようなテーマを、やや順不同にとりあげることになるだろう。語りきれない諸問題は、みなさんが自分で追いかけ、補ってもらいたい。ほんらい国際問題は、整然たる体系も、序論本論結論もなしに生起し、それをあとで辿りながら理論づけをしてゆくしかないのだ。
はじめに―国際関係論とは何か。これをどう学ぶか。
何が現代世界を動かしているか。
アメリカを中心に独走する資本主義の光と影。
平等社会をめざした社会主義は、もう死んでしまったのか。
ヨーロッパなどが模索している「第三の道」とは何か。
現代世界が抱えている諸問題。
われわれが当然とする国民国家は21世紀も生き続けるか。
国境を越えて流動するマネー、情報、商品、そして人間。
揺らぐ国際機構―国連、IMF(国際通貨基金)、世界銀行など。
現代世界の争点。
南(途上国)と北(先進国)。
民族と宗教。
「持続可能な開発」と「環境防衛」。
新世紀の文明と文化。
倫理を失いつつあるマスメディア。
崩壊にさらされる家族・夫婦・学校。
消費者を振りまわす宣伝・広告。
評価方法 ふだんの学習態度や期末テストなどで総合的に判断する。
教科書
参考書
メッセージ ぼんやりと教室に顔を出せば、何か教えてくれるだろうというような受け身の姿勢では、何も身につかない。ふだん新聞・テレビなどで世界がどう動いているかを追っておき、さらに旺盛な好奇心をもって授業にきてほしい。そして素朴な疑問でも、遠慮なく出してほしい。情報を発信するのは楽しいが、その前にシッカリと受信し、事実を知っておくことが肝心だ。