財務会計論

年度 2002
科目名 財務会計論
教員名 壹岐 芳弘
授業概要 企業は、損益計算書や貸借対照表などの財務諸表を作成し、外部の利害関係者(情報利用者)に公表している。この外部報告のための会計を「財務会計」という。本講義では、収益および費用はいかなる原理または基準によって計算されるか、損益計算書および貸借対照表は全体としてどのような仕組みとなっているか、財務諸表をいかに分析しそこから何を読み取るか、などを主な論点として説明する。なお、財務諸表は複式簿記による記録をもとにして作成される。そこで、本論に入る前に複式簿記の基本的原理および手続きについて要約的に確認する。また、我が国の財務会計に対する法的規制のあらましについても説明する。
授業計画 序論-会計(企業会計)の意義、企業会計の体系、財務会計における情報形態

複式簿記の基本原理(1)-複式簿記の計算要素、勘定記入の原則、仕訳と転記

複式簿記の基本原理(2)-決算整理、財務諸表の作成

財務会計に対する法的規制(1)-法的規制の内容、商法系列の規制

財務会計に対する法的規制(2)-証券取引法系列の規制、電子開示システム(EDINET)

収益の計算原理(1)-収益の意義、収益の測定、収益の認識(実現主義)

収益の計算原理(2)-実現主義の例外

収益の計算原理(3)-収益(利益)認識と資産評価の関係

費用の計算原理(1)-費用の意義、費用の測定

費用の計算原理(2)-費用の認識

費用の計算原理(3)-棚卸資産の費用化(取得原価の決定、払出数量の把握)

費用の計算原理(4)-棚卸資産の費用化(払出単価の計算)

費用の計算原理(5)-棚卸資産の費用化(先入先出法と後入先出法の比較)

費用の計算原理(6)-固定資産の費用化

               (固定資産の分類、減価償却の意義と目的、減価償却の方法)

費用の計算原理(7)-固定資産の費用化(減価償却の方法、自己金融効果)

費用の計算原理(8)-繰延資産の償却

費用の計算原理(9)-研究開発費の会計処理、社債発行差金の会計的性格

費用の計算原理(10)-引当損の計上、評価損の計上

損益計算書の仕組み(1)-損益計算書の様式、収益の分類

損益計算書の仕組み(2)-費用の分類、営業損益計算の区分、

                  経常損益計算の区分、純損益計算の区分

貸借対照表の仕組み(1)-貸借対照表の様式、貸借対照表の区分と配列

貸借対照表の仕組み(2)-資産の部、負債の部

貸借対照表の仕組み(3)-資本の部

財務諸表の分析(1)-収益性の分析

財務諸表の分析(2)-安全性の分析、成長性の分析

評価方法 テストによって評価する。
教科書
参考書
メッセージ 経営情報学科の簿記原理を履修しているなど、簿記の学習をしていることが望ましい。