食品の消費と流通

年度 2007
科目名 食品の消費と流通
教員名 安倍 澄子
授業概要 食料・農産物の生産側の農林漁業、売り買いを商う流通業、販売サービスの小売業、社会的整備を担当する行政、購入する消費者など、それぞれ相互の行動や関連づけによって食料に関する経済活動が行われています。このような食料をめぐるそれぞれの経済主体の行動がもたらす関連性を把握するのが食料経済です。食料経済の発展段階において現在は、食料の生産から消費までの過程に、加工・流通・外食産業が介在する第4段階目といわれ、この全体の流れをフードシステムといいます。本授業では、このフードシステムにおける「食品の消費と流通」の実態と、これらの実態を理解するための基本的知識と考え方について学んでいきます。食の行為者は消費者であり、食の対象は食品となります。この両者を媒介する社会システムは、企業・産業であるフードビジネスが担い手となっています。そこで、本授業では、これら三者の関係の社会システムをフードマーケティングの視点から学んで行きます。このような学習を通じて、食生活と食産業の健全な発展に役立つフードコーディネーターとしての経済・経営面での基礎知識を習得していきます。
授業計画 講義ガイダンス
食生活形態の変化
食品消費の変化
食品小売業とスーパーマーケット
外食産業について
コンビニエンスストアーについて
卸売市場について
卸売市場の組織、仕組み、機能
食品卸売業について
食品卸売業の機能と役割、日本的特徴
フードビジネスの概況と食品産業の相互の取引関係
魚介類及び魚介加工品の流通と消費
商品特性と消費形態、購入先と流通特性、加工・保管・流通
食肉および食肉加工品の流通と消費
商品特性と消費形態、購入先と流通特性、加工・保管・流通
野菜・果物の流通と消費
商品特性と消費形態、品質と鮮度、流通技術の特性
加工食品の流通と消費
素材と用途、多様性とマーケティング、開発と技術
清涼飲料の流通と消費
生産と消費、流通とマーケティング、マーケティング情報システム
食品消費と環境問題
フード関連産業と環境問題、グリーンマーケティングの展開
飽食と消費のスタイルと流通技術
飽食時代の到来と食生活
飽食時代を支える物流システム
IT時代における新しい食流通の可能性
評価方法 1.定期試験を実施し、この試験から80~90%の評価を行います。2.出席・授業中の態度等の平常点も10~20%評価に加点します。
教科書
参考書
メッセージ この授業において、「飽食ニッポン」といわれる状況の中で、食料に関する経済的・社会的仕組みであるフードシステムについて学ぶことを通じて、健全な食生活と食産業のあり方を考えてくれればと願っています。