ゼミナールⅠ・ゼミナールⅡ

年度 2006
科目名 ゼミナールⅠ・ゼミナールⅡ
教員名 友安 弘
授業概要 コミュミケーション論とマスコミュニケーション論との中で、心理学とかかわりのある事柄を扱います。ゼミナールⅠはマスコミュニケーション論の中から、「マス・メディアの子どもへの影響」の問題を(社会心理学、教育心理学が中心です)、ゼミナールⅡではコミュニケーション論とのかかわりで、人間関係の心理学、特に対人恐怖症に関する問題を検討します。ゼミナールⅠのキーワードは「影響」、ゼミナールⅡのキーワードは「間」です。
授業計画 ● ゼミナールⅠのテーマは<テレビ番組の子どもへの影響>です。「影響」についての問題は、マスコミュニケーション理論の中心を占めており、主に政治上の影響と青少年への影響の2つに分けられます。この内、ゼミでは青少年への影響について書かれた心理学系の文献を読みながら、この領域の事柄を検討していきます。
● また単に読んでマスコミュニケーション理論の知識を得るだけではなく、研究の方法、論文の書き方、社会調査のやり方を、文献を読みながら基礎から学習していきます。数学を使わないで統計的な手法が理解できるように進めていきます。
● 6月から7月にかけて、4年生に自分の行った研究を発表してもらい、それを全員で検討して研究方法やコミュニケーションにかかわる諸問題に関する知識を深めます。
● 夏休み中に、春学期で得た知識をもとに、各自、<テレビ番組の子どもへの影響>についての研究をするつもりになって、研究テーマ、研究方法、調査方法、調査結果などをまとめ、後で発表してもらいます。春学期で学んだことの総まとめです。
● ゼミナールⅡのテーマは<人間関係とコミュニケーション>です。今回は特に、人間関係の心理学、なかでも人間恐怖症に関する基本的な文献をたくさん読んでいきます。
● 次の本の中から何点か読みます。1.『対人恐怖の心理』内沼幸雄、講談社学術文庫; 2.『対人恐怖』内沼幸雄、講談社現代新書; 3.『恥と意地』鎧幹八郎、講談社現代新書; 4.『まなざしの人間関係』井上忠司、講談社現代新書; 5.『森田療法』岩井寛、講談社現代新書; 6.『あいだ』木村敏、ちくま学芸文庫 など
● 秋学期の間に、7セメスターのゼミナールⅢで発表するテーマを、各自12月までに決定します。テーマの選択は難しいので、面接をして決めます。
● ゼミナールⅢでは、6月に研究発表するための研究を進めていきます。この研究は、自分勝手なやり方ではなく、3年次に学んだ方法に基づいてなされます。
● 8セメスターの「卒業研究」のテーマは、3年次の内容に限定されません。広報学科のカリキュラムに関することであれば自由です。研究の方法もゼミナールⅢの方法に限定されません。
評価方法 ●ゼミナールへの参加度、提出物の内容、及び出席状況によって評価します。●4年次、7セメスターのゼミナールⅢでは、研究発表とレポートの内容 ●4年次、8セメスターの「卒業研究」については、卒業論文のテーマ、論文作成の過程、及び論文の内容によって 評価します。
教科書 「ゼミナール・」に関する参考文献は、ゼミナールの中で適宜、紹介する。また、4年次の「卒業論文」に関する文献については、卒業論文の作成に際し、学生毎に個別に紹介していく。
参考書 「春の課題」
  ・ 『非言語コミュニケーション』、マジョリー・F・ヴァーガス、新潮選書
  ・ 『「少年ジャンプ」の時代』、斎藤次郎、岩波書店
  ・ 『子どもの笑いは変わったのか』、村瀬学、岩波書店「春の講読」
  ・ 『混みあいの心理学』、P.M.インセル、M.C.リンドグレーン、創元社
  ・ 『テレビと子どもの発達』、無藤隆編、東京大学出版会
  ・ 『メディアと暴力』、佐々木輝美、勁草書房「秋の講読」
  ・ 『プロパガンダ』、A.プラトカニス、E.アロンソン、誠信書房
メッセージ ●自らゼミナールを運営していく気持ちをもって、ゼミに参加してください。●本を読むことが好きな学生でないと途中で脱落します。●人の「心」に興味のある学生がゼミに参加してください。● 相良亨著『一語の辞典、こころ』(三省堂)が必読文献です。