| 年度 | 2006 |
|---|---|
| 科目名 | 平和学 |
| 教員名 | 林 薫 |
| 授業概要 | 「平和」とは戦争などの「直接的暴力がない状態」を意味することは言うまでもありません。しかし、今日「平和」の概念は、戦争のような直接的な暴力だけではなく、貧困、不平等、搾取、差別、環境破壊、そのほかの抑圧、恐怖、欠乏などの「構造的暴力がない状態」と理解されるようになって来ています。この講義では世界の直接的・構造的暴力の状況を直視し、それらがない社会をどのように実現するか、私たち一人一人がそれに向けてどのような役割を果たしうるかということを考え、具体的な行動に向けての準備を行うことを目指します。また東ティモールの事例をケーススタディーで主に取り扱います。 |
| 授業計画 | (1) 紛争とジュノサイド(大量殺戮)の現実 (2) 武器のコントロールと紛争予防、「人間の安全保障」 (3) 貧困と剥奪-貧困問題の複雑さ。国際的な取り組み。 (4) 環境と人権、ジェンダー (5) 東ティモール事例研究① なぜ東ティモールはインドネシアに併合されたのか? (6) 東ティモール事例研究② どのように東ティモールは戦ったか? (7) 東ティモール事例研究③ 国際社会は東ティモール問題にどのように向きあったか? (8) 東ティモール事例研究④ 独立後の課題。和解と正義。 (9) 東ティモール事例研究⑤ 独立後の課題。開発の課題、資源の管理と紛争の予防 (10) 平和の実現①「無関心」の罪、身の回りの「構造的暴力」、「憎悪の連鎖」の遮断 (11) 平和の実現② 平和構築のための介入 (12) 平和の実現③ NPO・NGO論 (13) 平和の実現④ 国際ボランティアについて |
| 評価方法 | 授業への積極的参加への度合い(出席を含む)および期末のレポートで評価を行う。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 「無関心」が暴力を生み出します。世界の出来事に関心を持つことが出発点です。 |