イメージ処理Ⅰ

年度 2006
科目名 イメージ処理Ⅰ
教員名 下平 丕作士
授業概要 (1)概要:イメージ処理(画像処理)を理解するのに必要な基礎知識について講義する。(2)意義・背景・重要性:人間の受理する情報の70から80%は、視覚によるもの言われている。イメージ(画像)とは、このような実世界から得られる視覚情報のうち、技術的な手段によって、2次元的または3次元的に表示される情報をいう。イメージ処理とは、このような視覚情報を様々な目的のために処理することをいう。画像処理の利用は、1960年代後半の宇宙探査用人工衛星の画像処理によって幕開けし、その後、医療用画像処理、地球表面の画像処理などを通じて発展してきた。今日では、機械による検査、仕分けや組み立ての自動化など様々な産業分野で利用されている。日常生活においても、ディジタルカメラで撮影した写真をパソコンに取り込んで処理するなど身近な技術となっている。イメージ処理は、マルチメディア表現における中核技術であり、是非習得しなければならないキーテクノロジーである。
授業計画 ビジュアル情報処理の工学的モデル
ディジタル画像
画像処理の分類と役割
入出力に関わる処理
画像の性質を表す諸量
画素毎の濃淡変換
領域に基づく濃淡変換
2値画像処理
領域処理
パターンマッチング
パターン認識
動画像処理
評価方法 学期末のテストによって評価する。
教科書
参考書
メッセージ イメージ処理では、数式を用いて処理の内容や方法を表す。数学の基礎知識からはじめて、できるだけ分かりやすく説明するので、数式に慣れて理解できるようになってほしい。