国際協力特論Ⅰ

年度 2006
科目名 国際協力特論Ⅰ
教員名 藤井 美文
授業概要 本論では、 とくに90年代の国際援助として提示されてきた「能力開発」論に焦点をあてる。 また、 欧米を対象にCDE(Capacity Development in Environment,環境における能力開発)のあり方を、 過去の文献研究によって明らかにするとともに、 日本の国際協力の中での環境協力の位置づけや具体的事例、 過去の提言などから、 主としてCDEという側面から見た日本の援助の課題を浮き彫りにする。 さらに、 近年の欧米を中心にするドナーのNGOを活用した 「草の根型の支援」 の背景と、 実際の運用をレビューして、 ケーススタディーを通じて、 その有効性と課題を明らかにする。 最後にCDE論の日本の適用性について、 その特殊性を欧米との比較の中でまとめる。
授業計画 1 キャパシティーデベロップメントとは?
2 日本の環境協力とその特徴
3 アジア途上国における環境問題
4 アジア途上国の環境問題におけるイッシュー(事例)
5 問題解決にあたって求められる広範囲な視点
6 環境協力におけるキャパシティーデベロップメント
7 ソシアルキャピタルの視点
8-12 学生の発表
評価方法
教科書
参考書
メッセージ