| 年度 | 2006 |
|---|---|
| 科目名 | 文章演習A |
| 教員名 | 野地 安伯 |
| 授業概要 | この授業は、いわゆる小論文に限らず、さまざまな種類の文章の書き方の基本を学ぶものである。講義を聴き、その内容に基づいて文章を書く。提出された作品は評価され、添削を受けて次の授業時に返却される。書く内容は文章の種類によって異なるが、授業の形式はおおむねこれを繰り返すことになる。授業には、テキストのほかに、各種の資料文を用いるとともに、問題演習を行うこともある。 |
| 授業計画 | 「達意の文」という言葉がある。考えていることがよく他人に通じるように書かれている文という意味である。私の授業の目指しているのは、そういう文章が書けるようになることである。そこで、文章演習Aにおいては、今日まで皆さんが学習してきたこと、例えば、仮名遣い・送り仮名・句読点の打ち方などの再確認から入る。このようなごく初歩的な事柄を誤解している人が少なくないからである。文章を書くにあたり、400字程度の小文をまとめることから始めていく。随想風な書き方になる場合が多いが、この訓練によって、書くことに対する抵抗感がなくなっていく例が多い。それとともに、自分の言いたいことを絞って書こうとする意識が生じてくる。それをどのようにわかりやすく読み手に伝えるか、その表現力養成のために、一人ひとりに応じた添削・助言を行う。600字程度の文章を60分以内で書けるようにしたい。 |
| 評価方法 | ア.出席状況を重視する。毎時間の講義に基いた文章を書くためである。イ.提出文の内容・表現力を毎回評価する。ウ.定期試験の結果。 上記3項目によって、総合的に評価する。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | パソコンの普及により、手書きの文章を書く機会が少なくなってきているのは事実だが、まだまだ肉筆というものが重んぜられていることを忘れないでほしい。「文は人なり」とはよく言われることで、その意味は皆さんも知っていると思う。私はそれに加えて、「文字は人なり」と言いたい。一流の書家のような美しい文字を書けというのではない。上手でなくても、一字一字、ていねいに正確に書かれた文字を目にするとき、読み手は自ずとその文章を書いた人の誠実さを感じるものである。私は、よい内容とそれにふさわしい文字の両方を求めている。皆さんがわかりやすい文章を書くことができるようになるための助言を、私は惜しまないつもりだ。 |