メディア効果

年度 2009
科目名 メディア効果
教員名 日吉 昭彦
授業概要 一般的に、メディアは人々の行動や考え方に強く影響を与える、と言われていますが、効果の有無や影響の強弱については、「強力効果仮説」や「限定効果仮説」など、さまざまな仮説に基づいて、それを互いに立証しあいながら、長い議論が行われてきました。メディアが現代社会に生きる私たちにとって重要なものである、というだけで、メディアの効果を論じることはできません。 そこで、この授業では、メディアの効果に関するさまざまな研究アプローチを解説し、メディア効果とは何か、どのような場面において、どのように効果がみられるのか、あるいは見られないのか、を考えていきます。さまざまな研究事例から、メディアの効果を研究する調査法の実例を学び、実際にメディアの効果を検証するグループワークによるミニサーベイを行いながら、実証的な調査スキルを身に付けることも合わせて目標とします。
授業計画 概論
コミュニケーション科学における効果・影響研究の事例と方法
社会学的なアプローチによるメディアの効果研究の事例と方法
心理学的なアプローチによるメディアの効果研究の事例と方法
ミニサーベイ1 ~ケータイを選ぶとき参考にしたのは?~
新しいメディア技術の利用や採用に関する調査研究の計画立案と実施
コミュニケーションの流れ、イノベーションの普及
オピニオンリーダーとパーソナリティ
ミニサーベイ2 ~テレビを見ながらインターネットにアクセスしてませんか?~
日記式データの利用とオーディエンス研究の調査立案と実施
さまざまなオーディエンス構造に関する調査技法
情報行動から考えるメディアの効果
ミニサーベイ3 ~不況の時代の不安感を考える~
社会的現実の認識に関する研究の計画立案と実施
ニュースフレームとメディアトーク
メディア環境と長期的なメディア効果
メディアと権力構造
まとめ
評価方法 3つのミニサーベイのレポート(100%)による評価を行います。3つのレポートを全て提出することが必要です。成績評価の規準は、出席を前提に、AA) 課題レポートの取り組みが特に十分である、A) 課題レポートの取り組みが十分である、B)課題レポートで授業の目標に到達できている、C)課題レポートで授業の目標にやや到達できている、D)課題がこなせていない、とします。
教科書
参考書
メッセージ 3つのミニサーベイを通じて、メディア効果を実践的に学習することがねらいであり、グループワークによる調査プロジェクトが授業期間の学習活動の中心になりますから、積極的な参加が必須となります。なお、6セメスター開講の「メディア効果演習」を履修するためには、この「メディア効果」の単位を取得しておく必要があります。