地域研究A(ヨーロッパ)

年度 2006
科目名 地域研究A(ヨーロッパ)
教員名 尾崎 修治
授業概要 環境問題や経済のグローバル化、そして民族対立など、世界の様々な問題を前にして、いま私たちには既存の「国」の枠を超えて思考することが求められています。そのためのひとつのモデルとなるのが、現在も着々と統合を進めるヨーロッパ連合でしょう。これまで国境をはさんで別々の国に属していた町や地域、人々の交流が活発になり、「ひとつのヨーロッパ」がうまれつつあります。しかし他方で、ヨーロッパの外から来た「移民」と呼ばれる人々が地域社会から差別され、排除されるという事態も生じています。多様な人々を受け入れてきたヨーロッパで、多民族、多文化の共生という課題はどうなっていくのでしょうか?かつての植民地支配の歴史や戦後のヨーロッパ統合の過程を踏まえ、ヨーロッパの現状を考えます。
授業計画 ヨーロッパ統合の過程①:二つの世界大戦とヨーロッパ統合理念
ヨーロッパ統合の過程②:「ひとつの経済圏」を求めて
ヨーロッパ統合の過程③:単一通貨導入と政治統合
ヨーロッパの現状と課題①:再生する地域と少数言語
ヨーロッパの現状と課題②:ヨーロッパ連合の現在位置
ヨーロッパの現状と課題③:「移民」問題(歴史的背景と現在)
評価方法 学期末には試験をおこない、通常の授業への取り組みや出席状況などを考慮にいれて評価します。学期中、授業の節目に授業内容のまとめや感想を書いてもらいます。
教科書
参考書
メッセージ 何世紀にもわたる国家間の対立や戦争を経て、また現在でも様々な異文化摩擦や民族対立などと常に取組んでいるヨーロッパという地域には、日本ではなかなか得られない経験の蓄積があるのではと思います。そうしたヨーロッパから何を学べるか考えたいと思います。ニュースや新聞など様々なヨーロッパ情報に注目してみてください。