現代中国政治論

年度 2006
科目名 現代中国政治論
教員名 丸山 鋼二
授業概要 中国にとって20世紀は、まさに激動の時代であった。主な歴史的事件をとりあげても、義和団事件、辛亥革命、五四運動、国民革命、抗日戦争、国共内戦、中華人民共和国建国、朝鮮戦争、社会主義建設、大躍進運動、社会主義教育運動、文化大革命、「四人組」逮捕、改革開放、天安門事件と、目まぐるしい変動がつづいてきた。授業では、この20世紀中国の歴史のなかの重要なテーマを取り上げて、中国近現代史を概説するとともに、現代中国にたいする理解を深めることを目標とする。授業では、主に20世紀後半の中国の歴史を通史的に扱うが、そこでは、中国現代史の一貫した課題であった「独立と統一、富強」(これ自身はどの近代国家においても共通の課題である)を目指して中国がいかなる歩みをしてきたのかをみることになる。それは今日の台湾問題やチベット問題、改革開放にもつながっているのである。そうした現代中国の背景をなす歴史を理解してもらうとともに、9割を超える漢民族(いわゆる中国人)以外に55の少数民族を抱えていることや中国は地域性が強く同じ中国語といっても上海語と広東語ではまったく通じないなどといった中国の多面性・多様性にも触れたい。事前に中国近現代史関係の概説書を自主的に読むなど、大きな歴史の流れをつかみ、かつ基本的な知識をもっておくことが望ましい。授業は現代的な新しいことから始めて、だんだんと古いほうに戻っていくように進める。
授業計画 1 日本と中国社会の相違
2 近代化への苦闘(中国近代史:1840-1911)
3 軍閥による分裂(中華民国前期:1911-27)
4 国民政府による統一(中華民国後期:1927-37)
5 抵抗と独立の戦い(抗日戦争と国共内戦:1937-49)
6 中国型社会主義(中華人民共和国:1949-66)
7 文化大革命(毛沢東独裁:1966-78)
8 改革開放(中国の現在:1978-2001)
9 中国の民主化
10 中国の民族問題
評価方法 毎回の授業への取り組み及び課題・期末レポートあるいは期末テストによって総合的に評価する。 活発な質問と意見を歓迎する。 授業参加度(平常点)50% 課題・期末レポート(テスト)50% の予定。毎回、授業の感想や意見、質問をレスポンスシートに記入してもらい、成績評価の参考とします。
教科書
参考書
メッセージ 「わかる授業を」と思っていますので、理解できないところは遠慮なく質問してください。とくに、時間が足りなくなりそうになると、学生の理解度に関係なく急に早口になってしまうので、その際もどうぞ遠慮なく。 授業を聞いて、自分で考えて、自分自身の考えや意見をもつ。そうして少し賢くなる。そういうことの繰り返しが大学時代になされれば、あなたにとってすばらしい大学時代であったということになるでしょう。そういうきっかけになるような授業をと考えていますので、学生諸君による叱咤激励を望みます。