国際人権法

年度 2006
科目名 国際人権法
教員名 山田 寿則
授業概要 人権とは、人が生まれながらにして持っている権利であり、犯すことの出来ないものとして保障されなければならない。従来、この人権保障の担い手は各国家であり、国家が自国民の人権を保障するものとされてきた。だが、国家は、かならずしも自国民の人権を保護するとはかぎらない。時には、自国民の人権を大規模に侵害することさえある。第2次大戦後に登場してきた国連を中心とする国際的な人権保障の仕組みは、この歴史的事実の反省から生まれてきたものだ。国際人権保障の仕組みにおいては、国家に人権尊重を義務づけるだけでなく、国家によるその義務の実施を監視する手続をそなえ、ある場合には、被害者個人が救済を求めて訴える手続きも用意されている。本講義では、国際的な人権保障の仕組みを整理した上で、日本が関わる具体的な事例を中心に、国際人権法が人権保護においてどのような役割を果たしているのか考えていく。
授業計画 国際人権法の意義と国際人権の歴史
在外自国民の外交的保護
国際人権保障のしくみ
国籍と人権
外国人の人権
難民問題
国際犯罪と人権
開発と人権
国内法と人権条約の関係
自由権規約と日本
社会権規約と日本
女子差別撤廃条約と日本
子どもの権利と日本
人種差別撤廃条約と日本
拷問禁止条約と日本
戦争と人権
国際人権と日本の課題
評価方法 レポート(20点分)と試験(80点分)によって評価する。また、出席を随時とってそれを平常点(1回2点)として試験の点数に加算する。
教科書
参考書
メッセージ 1.出席は随時とるが、出席カードにただ名前を書くのではなく、その授業の疑問点、意見、感想などを書いてもらう。2.授業では教科書を使わないため、国際人権法に関する本を最低1冊読んで、人権に対する知識を深めてもらいたい。