映像とコミュニケーション

年度 2006
科目名 映像とコミュニケーション
教員名 藤巻 光浩
授業概要 この授業では、世の中(社会)は記号の単位によって成立しているという考え方を出発点として、様々な批評の可能性を追求してみたい。社会を記号を単位としたものとして見る、とはいったいどういうことだろうか?また、その考え方をもとに 批評をしてみるとは、いったいどういうことなのだろうか?そして、その帰結は、どのような方向性を持つものな のだろうか?ソシュールをその系譜の父とする記号学(セミオティーク)は、言語学の境界線を大きくはみだし、フ ランス・アメリカで成熟し、現代批評理論の中心となるまでに至った。その批評学が対象とする範囲はとてつもなく広い。雑誌に掲載される写真は、我々にどのような影響を与えているのか;住居空間は我々の家族観にどのような影 響を与えているのか;戦争戦没者のモニュメントは、我々の過去との関係にどのようなインパクトを与えているのか?;テレビ映像は、我々の意識をどのように変えたのか?などという問題を映像なども使用しながら立体的に考察していきたい。この授業では、記号学の基本を押さえ、その基本をもとに様々な対象を批評実践の 対象として扱ってみる予定だ。主に、我々の視覚と社会形成の問題を中心にとり上げてみたい。
授業計画 オリエンテーション
記号とは?社会とは?
肖像写真と記号
ソシュールから神話学へ
戦争写真のグラフィズム
絵ハガキの写真とまなざし
推理小説のまなざし
住居空間とプライバシー
神話学からポスト構造主義へ
スペクタクルな記号
記号としてのモニュメント
テレビと記号断片
まとめ
評価方法 毎回、リーディングノートを提出してもらう。これは、予習を目的としたもので全部で11回用意した。この予習が、評価の40パーセントを占める。学期中に中間試験を行う。この試験が、20パーセントということになるだろう。リーディングノートは、私のウェッブサイトに掲載してあるので、そちらを見て毎週予習をしていただきたい。残りの40パーセントは、グループで行う発表が占める。一人、最低3回は、何かを報告・発表してもらうことになるだろう。
教科書
参考書
メッセージ 予習をしてもらうために、リーディングノートを義務付けた。授業への積極的な参加を心の底から望んでいる。