| 年度 | 2006 |
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| 科目名 | 言語とグローバリゼーション |
| 教員名 | 藤巻 光浩 |
| 授業概要 | この授業では、ことばが近代社会形成に果たした大きな役割、そしてことばと近代社会成立以降の関係について講義する。我々がなにげなく使用している「ことば」というものは、単なる意思伝達の手段だけではない。それは、我々を「我々以上」のなにか別の人間に変換する何かだ。例えば、自分は「日本人」であると理解して「日本語」を「母国語」とする人間だと考えているとしよう。しかし、「日本語」を「母国語」として考えている人は、「日本人」だけなのだろうか?どうして「日本人」は、「日本語」を話す人、という風に私たちは考えてしまうのだろうか?「日本語」を話すことができない「日本人」は存在するのだろうか?このような「ことば」に関する疑問を問題意識のとっかかりとしてこの授業をはじめたい。つまり、「ことば」とアイデンティティの問題について考えてみたい。まず、どうして我々は「ことば」を我々のアイデンティティの一部として大きな役割を果たしていると考えているのか、ということから始まり、さらに進めて近代国民国家とその言語政策、そしてことばを通じた植民地支配とそれ以後のことばを通したアイデンティティ形成の問題、多言語主義、などに触れ、新しい「ことば」に関するパースペクティブを紹介していく予定だ。 |
| 授業計画 | オリエンテーション 言語共同体と方言 母語と母国語 話し言葉と書き言葉 国家と母国語I:ラテン語の場合 国家と母国語II:フランスの場合 国家と母国語III:スペイン・バスクの場合 国家と母国語IV:日本の場合 多言語主義の問題:アメリカの場合 多言語主義の問題:台湾の場合 ピジン語とクレオールの可能性 ことばとアイデンティティ:「在日」の問題 植民地以後、アイデンティティ、そしてトラウマ:民族離散(ディアスポラ)とポストコロニアル まとめ:母語はどこにあるのか? |
| 評価方法 | 平常点(ディスカッションへの参加&出席=40パーセント)、レポート二回(一回目=20パーセント、二回目=40パーセント) |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 受講生へのメッセージ:みんなのクラスディスカッションへの参加と予習を強く期待している。授業時に詳細なシラバスを配布する。 |