情報表現・Webデザイン

年度 2006
科目名 情報表現・Webデザイン
教員名 高田 哲雄
授業概要 通信ネットワーク環境におけるWEBの役割は益々重要になっています。その”WEBデザイン”には 今日までに形成されたさまざまな技術分野のノウハウが結集されています。絵画、漫画、写真、映画、放送、演劇、音楽..CGに至るまであげればきりがありませんが、ホームページによって広範にわたるコミュニケーション表現がそこに集約され展開されていることが理解されます。ここではその全体的な技術の関連をアナログ系技術からデジタル系技術に至るまで段階的に学習できるように組み立てられています。特にほとんどの分野が今日デジタル技術に置き換えられていることを考えると、コミュニケーション分野に携わるクリエイターやユーザーは”WEBデザイン”をはじめとするデジタル技術能力に習熟することが必須となっています。また通信ネットワークとしてのWEB制作はそれが即社会活動にもなるという新たな視点に立つ必要があります。”WEBデザイン”は同時に”インターネット上における広報活動”ともいえるからです。
授業計画 WEBデザイン総論(表現技術、データベース、メディアの総合化としての理解)
出版からWEBデザインへ(ホームページにおける編集技術→WEBデザイン)
WEBデザインの構成要素1(文字、図形、画像処理、サウンド処理:ブラウザーのリンク機能)
WEBデザインの構成要素2(ネットワーク言語、HTML、Javaプログラミング)
WEBデザインの構成要素3(通信ネットワークにおけるユーザー・インタラクティビティ)
WEBデザインの構成要素4(トータルデザイン:イメージの一貫性)
WEBデザインの構成要素5(空間デザイン:ポータルサイト:エレメントの配置)
WEBデザインの構成要素6(時間デザイン:対話的シナリオ:サイトマップ)
WEBデザインの構成要素7(心理デザイン:コミュニケーションにおける満足度)
WEBデザインの構成要素8(通信ネットワークの情報収集機能とセキュリティ)
実習①:実制作課題”リラクゼーション・サイト”(私の考えるリラクゼーション空間)
実習②:”リラクゼーション・サイト”企画、素材収集
実習③:”リラクゼーション・サイト”画像処理、制作
実習④:”リラクゼーション・サイト”デジタル編集
実習⑤:WEBとしてアップロードし課題発表とする。
評価方法 出席、課題提出、プレゼンテーション、参加意欲の総合評価とします。
教科書
参考書 「インタラクティブ・デザイン」,レイ・クリストフ&エィミィ・サトラン共著出版社,エムディエヌコーポレーション&プレンティスホール出版
メッセージ 最もバランスの良い知識は”理論”と”実践”の両面から学んでいくことによって身につくものです。またこの授業では”知性”のみに集中するのではなく同時に”感性”も磨いてくれることを期待しています。* この科目は高等学校教諭1種免許状「情報」取得に必要な教科科目の1つです。”インターネット著作権”についてもそれぞれの具体例の中で随時必要に応じ解説します。