広報論A

年度 2005
科目名 広報論A
教員名 菊地 勉
授業概要 明治維新を契機に欧米型の近代国家を目指して始まった日本の国家建設は、資源のない国が大工業国家という根本的な矛盾を抱えて進められた。しかもそれは欧米各国がコロンブスのアメリカ新大陸発見以来おおよそ500年にわたる世紀を経て近代化を遂げたのに対して、日本は明治から平成まで僅か130年余という短期間で成し遂げるというものであった。特に第二次世界大戦に敗れながら半世紀も満たずに急速な経済発展を遂げて、いわば開発途上国から一挙に先進国そして経済大国へ上り詰めるという異常なほどに驚異的なものであった。当然のごとく経済発展の代償としてその裏側に負の遺産が潜んでいた。資源の大量消費による地球環境の破壊やそれに継がる社会生活環境の破壊、更には市場を求めて海外進出する日本企業に対する他国からの日本及び日本企業への批判など、その厳しさは国内にあっても同様に高まるばかりであった。しかもグロバーリズムが叫ばれる21世紀に入っても日本の国の営みは外国から輸入した資源を製品化して輸出しつづけることである。それには今後日本が国際社会のよきパートナーとして行動することが何よりも重要であり、日本及び日本企業の正義と誠意と真実の姿を正しく伝えて行くことが求められる時代でもある。本講座はこうした日本と日本企業を取り巻く環境を熟視しながら企業広報の意味合いを概括し、広報活動の基本的な仕組みを学習する。
授業計画 企業広報と社会
高度経済成長と日本社会を考える
企業広報について
企業広報の目的とその必要性など広報のアウトラインを知る
情報化社会と広報
情報化社会における情報としての広報の意義について
企業と広報
経済発展を支えた企業が発信する広報の必然性
PR活動
パブリシティ活動を通じてPR手法を知る
企業イメージとCI導入
企業イメージ構築に欠かせないCIの手法を知る
評価方法 原則的には出席日数と定期試験の成績で総合評価する
教科書
参考書
メッセージ 3、4年生は秋学期に開講する「広報論B」と併行して受講することを勧めたい