解剖生理学実験

年度 2005
科目名 解剖生理学実験
教員名 中島 滋
授業概要 栄養の知識を深めるためには、ヒトの体の機能を学ぶことが必要である。そこで解剖生理学実験では各個人の身体を教材として、さまざまな生理機能を学ぶ。具体的には、体脂肪の測定、血圧の測定、心電図の記録、肺活量の測定、血液・尿の検査を行ないながら、循環器系、呼吸器系、泌尿器系等の仕組みを理解する。また、動物解剖を通して、各臓器の位置、構造を理解する。以上の実験を通して生体はその恒常性を維持するために、さまざまな臓器がその役割を担いつつ、かつ相互に関連して働いていることを学ぶ。
授業計画 実験ガイダンス
骨格模型作り
人体骨格模型のペーパークラフトを用いて等身大の人体骨格を作る。
体脂肪の測定
各自、体重、身長を測定し、それを基にBMIを算出する。
血圧の測定
安静時の血圧を測定し、その後運動を行なった時の血圧の変化を見る。
心電図
各自、心電図を記録しその波形について解析し、刺激伝導系について学ぶ。
呼吸や体温に関する実験
肺活量の測定、呼吸数の測定、体温の時間的変化の観察
血液に関する実験
赤血球数の測定、血液型の検査
排泄に関する実験
尿検査(色調、臭気、pH、糖、蛋白、比重)
実験動物の解剖
内臓の位置、色調の観察
まとめ
評価方法 レポートの提出および学期末のテストによって評価する。出席点は10%の範囲で加点する。
教科書
参考書
メッセージ 普段無意識に行われている体の内部の働きを実験を通して意識し、栄養を摂取することの必要性を実感してもらいたい。