| 年度 | 2005 |
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| 科目名 | 専門ゼミナールⅡ[CM] |
| 教員名 | 藤井 美文 |
| 授業概要 | 本ゼミでは毎年卒業論文をグループで提出する。テーマは、環境経済学に関連したものから卒論生の希望を考慮して選ぶ。過去2,3年の卒論テーマは以下の通り。1.グリーン・コンシューマー(緑の消費者) …価格が高く、品質が悪くても環境にやさしい製品を購入することで、産業社会を変えようとする運動が世界的に起きている。日本では運動自体や製品評価を行う第三者機関が十分ではなく、いかにグリーン・コンシューマーを形成するかが問われている。ここでは消費者運動史や独自の調査による消費者意識の分析を通じて、グリーン・コンシュマー育成を考える。2.ライフサイクル・アセスメント(LCA)を用いた日常生活の環境影響評価 …国際標準機間(ISO)において環境管理の国際標準づくりが進められている。LCAは製品の環境への影響を、その製品の製造から、使用、廃棄にいたる全過程で定量化しようとするもので、本論では日常生活の環境影響を求め、”環境にやさしい”ガイドを作成する。3.廃棄物処理とリサイクル政策の国際比較 …ドイツに代表されるように、90年代に入って先進国は廃棄物問題をリサイクルの促進によって解決する方向をめざしている。各国は経済的手段(課徴金、税金、デポジット・リファンド等)を用いる点では共通しているが、その運用は国毎に大きく異なる。本論では海外との比較を通じて日本の廃棄物やリサイクル政策のあり方を検証する。4.タイへの分別収集と生ゴミリサイクル・システムの導入 …タイでも都市の廃棄物問題は深刻であり、先進国同様リサイクル促進を軸とした新しい政策が模索されている。本研究はJICAの支援のもと2001-3年度にわたって進められる本学部の研究である。タイのソンクラ大学との共同研究を通じて、ハジャイ市とその周辺地域に上記システムの導入を試みる。5.環境問題と意思決定 …環境問題には”自然環境と人間”という大きな対立とともに、”異なった環境意識を持った人同士の対立”という側面がある。原発問題、環境保護などをめぐっては後者の対立がテーマとなる。本論では、原発建設や環境問題などをめぐる対立に対してどのような意思決定のありかたが望ましいのかを、各国の環境保護制度や民主主義制度を比較検討する中で検討する。 |
| 授業計画 | ここ数年は4年生の就職活動が一年中続く状況にありゼミⅡの授業には大きな障害となっている。そこで、前期までは週一回の授業日にテーマ設定と卒論グループづくり、後期には4つ程度のグループ毎の指導(不定期)と授業日での中間発表など多少変則的なスケジュールで行っている。 |
| 評価方法 | 卒論制作の過程や論文をもとに評価する。なお、エコキャンパスやタイの環境協力プロジェクトを選んだ際には、活動自体を評価対象とする。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 本ゼミⅡは、日頃あまり勉強していない諸君が大学で唯一自分で勉強したと実感できる場なのではないかと思う。半年間ほど自分で調べたり、関連論文を読んだり、内外の人と討論したり、論文の構成に悩んだりすることは最高学府に来た学生としては当然経験して良いはずのことではないかと考える。毎年、苦しいながらも最後には満面の笑みを見ることができるのは教員として至上の喜びである。 |