文学

年度 2005
科目名 文学
教員名 小林 千草
授業概要 「文」が集まり「文章」となり、「文章」が段落・章を構成しつつ一つの「作品」となる。作品には、その書き手の個性があらわれる。それを、「文体」(スタイル)と呼ぶ。本授業では、「文章」「文体」を切り口として、「文学」を考えていく。その過程で得られた方法論は、好きな文学作品・エッセイ、好きな歌詞、好きな漫画・アニメの文体を把握する際にも役立つであろうし、各自の「文体」を育て確立する際にも力となってくれるであろう。そのためにも、”どうすればよい文章が書けるか”という実践的文章論の時間をもうけている。文章力のある人も、ない人も、実りを得る授業となしたい。なお、常に、メール文体の問題点やプラス点を考えていきましょう。
授業計画 講義ガイダンス ○文学とはなにか-先入観と限界
他人の文学体験・文学観を聞こう-グループディスカッションを導入することもある。
湘南(茅ヶ崎を含む)・鎌倉・横浜の文学風土に親しむ-地図上の文学散歩
文学の領域を自由にはばたこう-諸ジャンルへの実践と鑑賞
「文」「文章」「文体」「文体論」の概念
文体論入門Ⅰ
文体論入門Ⅱ
400年前、ヨーロッパ人ジョアン・ロドリゲスの見た日本の文学作品を読むー世界にほこる豊かなる日本文学の世界を再確認する
キリシタンというヨーロッパ文明との異文化接触によって花開いた「キリシタン文学」を読む
「キリシタン文学」の影響を受けた芥川龍之介・北原白秋などについて
現在の映像文化(映画・テレビのドラマ以外に、コマーシャルも含める)の有する文体や、メール文体(特に、ケイタイメール文体)を考える
どうすればよい文章が書けるのかー実践的文章論Ⅰ
どうすればよい文章が書けるのかー実践的文章論Ⅱ
あなたにとって文章、文体、そして文学は何であろうとするのか-将来への展望と評価
※流れのなかで、ビデオを利用することもある。
評価方法 出欠票の代わりに、アンケート・質問に答える形でのミニレポートを実施し、その積みかさねを、定期試験と合わせて総合的に判断して評価する。やむをえず欠席した者は、自主レポートの提出が望ましい。
教科書
参考書
メッセージ 文学を理解する第一条件は、柔軟な感性です。感動する心を忘れないで教室にのぞんで下さい。過去の知識や成績は、二次的なもの。新たな第一歩を踏み出しましょう。テキスト 開講時に指示する。また、適宜プリントも配付する。参考書 授業の流れの中で紹介するが、図書館の文庫コーナーで多くの作家やエッセイに親しんでおくこと。各種新聞や雑誌の読書欄や書評欄にもアンテナを動かしていること。