社会調査

年度 2004
科目名 社会調査
教員名 八ツ橋 武明
授業概要 社会調査は社会状況・意見分布などを科学的に正しく把握(計測)するための唯一の方法で、社会学関連研究の実証的手段であるにとどまらず、世論や社会意識、視聴率、広聴など、実用面での用途は多い。しかも最近ではパソコン応用が拡大し、従来は個人では不可能であった集計・分析が、個人レベルで簡単に出来るようになって来た。このため学生諸君にとっては、大学の学習・研究や社会へ出て活躍する際の身近で有力な武器となってきている。 そこで広報学科では「社会調査Ⅰ」、「調査集計法Ⅰ」、「社会調査Ⅱ」、「調査集計法Ⅱ」の4科目の授業を設け、社会調査の能力涵養を意図した。「社会調査Ⅰ」は一連の科目の理論編で、他の3科目は演習編である。理論編の知識と演習編の知識・技能を修得すると、一定の水準の調査を実施する素養が育成される。この授業においては、社会調査の社会的役割と効用を概観し、その意義を確認するとともに、社会調査の方法論、実施するに際しての注意点、調査の限界・誤差や問題点を解説する。具体的には下記の授業計画で展開される。
授業計画 社会調査には量的な調査と質的な調査があるが、今回の授業では応用範囲が最も多く、方法論の確立の度合いが高い量的調査を中心として、授業を組み立てる。
授業ガイダンス
社会調査の事例と効用
調査の手順
調査テーマ/仮説の作り方
調査技法
調査票の作成
サンプリング(標本の選定)
調査票の回収と検査
調査結果の統計分析法Ⅰ:記述統計
調査結果の統計分析法Ⅱ:多変量解析
調査方法と信頼性
評価方法 期末試験を重視するが、途中での課題・レポートの提出物も考慮する。
教科書
参考書
メッセージ 1.社会調査は科学である。調査には科学でないものも多い。その様な情報に惑わされない視点を育てよう。 2.学生諸君は一連の科目の履修後に、その技術を卒業研究などの実際の調査で活用して欲しい。そこでは自分が作ったデータの頼り甲斐の強さとともに、調査活動が社会を見る諸君の視点の開拓に大きく貢献していることに気がつくであろう。