ソフトウェア演習

年度 2004
科目名 ソフトウェア演習
教員名 堀田 敬介
授業概要 パソコンや携帯電話など,身の回りにコンピュータがあるのが自然となった現代ですが,与えられたものを唯使っているだけでは初心者の域を出ませんし,道具が変わった(鉛筆からキーボード・マウス,ノートから各種ディスク・表示装置など)だけで読み書き計算の本質は変わっていません.この授業は,エンド・ユーザーとしての必須技能であるワープロ・表計算の利用法を学ぶことを通して,ユーザーがやりたいこと・やるべきことの状況に合わせて何をどのように利用すれば実現できるかを『自分で』考えられる能力を養うのが目的です.進行は演習形式で,使用ソフトとして MS-Word,Excel を用いて,テンプレートを使った文書の作成や関数を駆使した表の作成・各種ツールの利用法などを習得します.
授業計画 導入:Windows,大学ネットワークなど基本事項の確認
ファイルと拡張子,ファイルの保存とバックアップ,メールのファイル添付(同封)など
文書作成(MS-Word の利用法)
ヘッダー・フッター設定,文字装飾,書式・ページ設定,ブックマーク・コメントなど
テンプレート,ウィザードによる文書作成,アウトライン,Web・PowerPointとの連携:Word文書の変換
表計算〔関数,ツール〕(MS-Excel の利用法)
基本的な表・グラフの作成と簡単な関数の復習
関数の利用1:売上表・予定表等の作成
関数の利用2:在庫管理表・財務諸表等の作成
関数の利用3:返済・貯蓄計画,減価償却,販売成績表等の作成
便利な機能1:クロス集計・シナリオ機能
便利な機能2:データフォーム・ゴールシーク
便利な機能3:ソルバーの利用と最適化問題
統計分析ツールの利用1:度数分布・サンプリングと基本統計量
統計分析ツールの利用2:移動平均・相関係数
統計分析ツールの利用3:回帰分析
データベース関数
評価方法 課題により評価.蛇足だが,大学での成績は教員が想定するハードルを越えられるかどうかで決まるので,「自分なりに頑張った」「毎回出席した」などが考慮されることはない.
教科書
参考書
メッセージ 流れとしては,「コンピュータ基礎演習」-「コンピュータ演習」に続く授業です.よって,MS-Word,MS-Excel の基本操作については理解して実行できることを前提とします.Word は応用やより高度な設定,Excelはさまざまな関数の習熟と各種ツールの利用法習得を目指します.講義時間内だけで終わりではなく,道具として自由に使いこなせるよう復習等十分努力してください.