日本文化史A

年度 2004
科目名 日本文化史A
教員名 高師 昭南
授業概要 政治史,経済史を除く,普通「文化」の名でよぶところのものを対象として扱う。縄文,弥生にはじまり古代,中世,近世,近代まで歴史に沿ってテ-マを選択し,比較文化論的視点も組み込みながら,日本人の思想と行動様式にいささかでも迫れればと考えている。今年は特に,「描く」,「住まう」,「宗教」をテ-マとする。補助教材としてVTRを積極的に活用する。
授業計画 文化とは,文明とは―縄文の遺跡「三内丸山」
描く(Ⅰ)―弥生の絵画を読む
描く(Ⅱ)―「やまと絵」の系譜・日本画・東西クロス
描く(Ⅲ)―王朝文化と絵巻き・かな文字とやわらかな感性
描く(Ⅳ)―日本人のデザイン原理・「桂離宮」
住まう(Ⅰ)―柱の建築と壁の建築
住まう(Ⅱ)―「日本文化は生活文化である」・京町屋~坪庭
住まう(Ⅲ)―伝統住宅~多様な住宅
宗教(Ⅰ)―仏教伝来=カルチュア・ショック
宗教(Ⅱ)―神仏習合と東大寺二月堂のお水取り
宗教(Ⅲ)―阿弥陀信仰と浄土教思想
宗教(Ⅳ)―鎌倉新仏教と選択・専修・易行
文学(Ⅰ)日本文学の特質 (Ⅱ)源氏物語をめぐって (Ⅲ)万葉集をめぐって
その他―(Ⅰ)中世の庶民生活~はく,かぶるを通して~
評価方法 授業中の小レポ-ト及び出席点によって評価。
教科書
参考書
メッセージ 制作としての学習姿勢―作りつつ学ぶ姿勢を習得していただきたい。レポ-ト作成及び参照プリントは,その趣旨に従ったものである。