金融論

年度 2004
科目名 金融論
教員名 渡辺   孝
授業概要 わが国の金融システムは、かつてない重大な試練の時を迎えている。銀行、証券等の破綻は一服したかに見えるが、「金融業」としてみた場合、邦銀の競争力は確実に低下している。懸案の不良債権処理については、徐々に進捗しつつあるが、経営の抜本的改革は依然道半ばである。ペイオフ解禁問題等残された課題も少なくない。小泉内閣の改革姿勢もぐらついている。この講座では、銀行の基本的役割等基礎的部分を押さえつつ、カレントな問題も取上げる。新聞記事等を用いて最近の話題についても解説する。新聞、テレビ等のニュースは必ず見ること。
授業計画 プロローグ(わが国金融システムの現状、金融機関の種類等)
銀行の基本的機能と主な業務
金融仲介機能(資産変換、リスク負担、情報生産)、信用創造機能、決済機能
預金、貸出、為替等
金融自由化と日本版ビッグバン
「護送船団方式」(分野別業務規制等)
金融自由化
日本版ビッグバン
バブルの発生と崩壊
不良債権問題
「不良債権」とは何か
不良債権問題の現状
「不良債権」は、なぜ問題か
ペイオフ解禁問題
金融システムの安定性
セーフティネットとモラルハザード
評価方法 期末のテスト(論述中心)を基本とする。小テストを行うことがある(事前の予告はしない。遅刻者は受験できない)。出席と質問提起、授業中の意見提出状況等も加味する。一定の出席回数を充たさない者は、期末試験受験資格を自動的に失う(連絡はしない)。授業中睡眠に耽る者は減点する。
教科書
参考書
メッセージ 経済学等過去の学力は問わない。関心のある諸君の受講を期待する。この授業を採る者は、必ず新聞やテレビの経済ニュースを見ること(最低でも週2~3回、出来れば毎日目を通すことが望ましい)。金融の問題は経済専攻でない諸君には、一見とっつきにくいテーマかもしれないが、受講すれば、必ず得るところがあるだろう。新聞、テレビ等のニュースは必ず見ること。