| 年度 | 2004 |
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| 科目名 | システム分析 |
| 教員名 | 小幡 孝一郎 |
| 授業概要 | この授業のテーマは、情報システムの設計にかかる前に「どんなシステムを開発すべきか」を決定する分析フェーズで取り組むべき諸問題と、その解決方法である。初めに組織における開発環境と、開発の際に守るべき一般原則、およびこれに基づいて開発のライフサイクルを管理するための方法論を紹介する。この方法論は参考書の著者が、実際に使われているいくつかの代表的な方法論の中からそれぞれのエッセンスを取り出し、それを教育用の視点で再構成したものである。次にこの方法論の中で、システム分析フェーズに相当する部分の内容を少し詳しく解説する。後半はシステム分析フェーズで使用される代表的なモデリング技法の中から、データモデル、プロセスモデルおよびオブジェクトモデルを取り上げる。データモデルはデータベースIおよびIIで詳説されているので、ここではプロセスモデルとの関連を述べるにとどめる。プロセスモデルでは、機能分割図、DFDという基本的なダイヤグラムの他に、これを使用して分析を実行するための方法論として、イベント分割方式と呼ばれるものを紹介する。これは分析のためにシステムを分割する際に、システムを駆動する外部イベントに着目するもので、伝統的な構造化方法論の欠点であった開発期間の長期化を避けるために考案された。この考え方はオブジェクトモデルでの動的視点にもつながるものである。オブジェクトモデルについては、基本的な概念を紹介するにとどめた。実際の使用に当たっては、それぞれの領域での専門書を紐解く必要がある。 |
| 授業計画 | システムアナリストへの期待: 情報システムアーキテクチャ: 誰が、何を、どう見るか システム開発のための一般的な原則: システム開発方法論: 開発ライフサイクルに立脚した教育用の方法論 システム分析業務(1):調査 システム分析業務(2):現状分析演習 システム分析業務(3):要求定義作成演習 事例演習(第1回): システム分析のためのツール(1):データモデル システム分析のためのツール(2):プロセスモデル(機能分割図、DFD) イベント分割方式に基づくシステム分析方法 事例演習(第2回): システム分析のためのツール(3):オブジェクトモデル(静的構造図、振る舞い図) 事例演習(第3回): システム分析総合演習 |
| 評価方法 | 授業時間に出される演習課題と、定期試験問題に対する解答を総合的に評価する |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | この科目はデータベースIの講義内容を前提としている。従ってデータベースIを履修していない人は、それを自習で身につけるという覚悟を持って、この科目を履修すること。システム分析の実力は講義を聴いたり本を読んだだけでは身に付かない、という考えから、この授業では演習の機会がなるべく多くなるよう配慮した。従って、将来システムアナリストを目指す学生諸君は、ここでよい成績を取ることではなくて、少しでも実力を身につけることを第一に考えてこの機会を積極的に活用していただきたい。 |