| 年度 | 2004 |
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| 科目名 | 民法B(物権) |
| 教員名 | 石川 信 |
| 授業概要 | 「物権法」の講義では、物(不動産と動産)の「所有と利用と信用」に関する法理を解説する。物権は、いろいろな財産権のなかでも、とくに強く保障されている。その代表は「所有権」である。また、現代取引社会では、抵当権も重要な物権である。諸君は、講義をとおして、さまざまな物権関係を学び、現実社会における財産支配の法理の有用性を考えることになるだろう。 |
| 授業計画 | 物権に関する基本原則 ~物権法定主義、一物一権など 物権変動の法理について ~不動産物権変動、動産物権変動 所有権について ~所有権の意義、取得原因、制限法理 用益物権と借地権について ~地上権、地役権、借地権 担保物権について ~質権、抵当権、譲渡担保など |
| 評価方法 | 学期末の筆記試験(定期試験)に出席状況を加味して最終的な成績評価をする。そのうち、定期試験の占める比重を約80%とする。なお、出席率30%に満たない学生には単位を認めない。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 民法は私たちの身の回りにある。だから民法学習がつまらないはずがない。民法が眠法(眠くなる法)になるのは、講師の教え方が悪いか、学生の気構えがないか、どちらかの問題である。その意味で、「民法」講義を担当するのはとても気が重い。授業では、なるべく理解しやすい平明な解説を心がける。学生諸君も民法を学ぶ意義を充分に考えて、主体的に学習してほしい。お互いに充実した時間をもつことにしよう。 |