| 年度 | 2004 |
|---|---|
| 科目名 | 生化学 |
| 教員名 | 井上 節子 |
| 授業概要 | 生化学で学ぶことは多岐にわったているが、この授業では、栄養士、管理栄養士を目指す人にとって大切と思える項目を中心におこなう。前半では生体を作っている成分であるタンパク質、糖質、核酸、ビタミンがどのような働きをし、どのような構造をしているかを理解していく。後半では前半で学んだ生体の成分が、体の中でどのように代謝していくか、糖質代謝、脂質代謝、アミノ酸代謝の諸反応を学んでいく。また生体防御がどのようにして行われているのか、遺伝の情報はどのようにして伝えられ、発現されているのかを理解する。 |
| 授業計画 | タンパク質 分類と性質、アミノ酸の構造、ペプチド結合、高次構造 脂質 分類、脂肪酸、中性脂肪、リン脂質、ステロイド、リポタンパク 糖質 単糖、オリゴ糖、多糖、複合多糖 核酸 成分、ヌクレオチド、DNAとRNAの構造 ビタミン 定義と分類、水溶性ビタミン、脂溶性ビタミン 酵素の働きと分類 糖質代謝 解糖系、TCA回路、酸化的リン酸化 脂質代謝 脂肪酸のβ酸化、脂肪酸の生合成、脂肪生成、ケトン体生成、コレステロール生成 アミノ酸代謝 アミノ基転移反応、尿素回路、クレアチン、脱炭酸反応 核酸代謝 プリン、ピリミジン分解、核酸生合成 生体防御、免疫機能 遺伝情報の発現、遺伝暗号、転写 |
| 評価方法 | 授業中に行われる小テスト、ノート提出、定期試験、出席で評価する。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 生化学は目に見えない物質の次元のことを扱うので、なじめない面もあると思う。しかし生命科学の基本を視点として学ぶことは、人の健康に携わる栄養士に望まれる事である。がんばって欲しい。 |