| 年度 | 2003 |
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| 科目名 | 歴史と生活 |
| 教員名 | 田川 邦子 |
| 授業概要 | 江戸時代の生活文化には、近・現代の生活と深く結びつくものがある。京都はともかく、江戸と大阪は、近世になって興隆してきた新興都市であり、そこに集まるのは農村から出て来た人々であった。250年間の平和が続き、都市文化は繁栄したが、日本人のルーツである農耕民族としての特性は、習俗や年中行事の中にもはっきり残っている。また日本固有の習俗と信じられていたものの中には、中国の陰陽思想や道教から影響を受けたものも少なくない。江戸の都市文化は趣味や流行、娯楽の中に華やかさを見せるが、しきたりや年中行事を大切にする精神的時間的余裕に恵まれていたのが、現代と大いに異なる点である。江戸市民の祭や年中行事を考察しながら、近世の都市文化と、近・現代とのかかわり、また古い民族的な伝統や、外来文化の影響などいろいろな面について考えてみたい。 |
| 授業計画 | 文学作品の中に見る江戸庶民の生活と、年中行事のさまざま 太陽暦と太陰暦。 江戸時代の五節供 正月行事のさまざま 初午(はつうま)と稲荷(いなり)信仰 潅仏会(お釈迦さまの誕生日)と盂蘭盆会(うらぼんえ) 両国の川開きと富士山の山開き 八朔、月見と侍宵 猪子祝、恵比須祭 顔見世狂言と江戸時代の芝居 酉(とり)の日の市 煤(すす)払い 節分と大晦日 |
| 評価方法 | 学期末の試験と出席状況 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 現代の私たちもさまざまな年中行事を持っている。クリスマスやバレンタインデーのチョコレート、憲法記念日、体育の日などは、現代になって登場して来た新顔である。しかし一方では、江戸時代から継承しているものも少なくない。また古い精神が、名称や形を変えて生かされているものもある(敬老の日、勤労感謝の日など)。これらのルーツを探ってみるのは、有意義であり、また楽しいことではないかと思う。 |