国際イスラーム社会論

年度 2005
科目名 国際イスラーム社会論
教員名 中村 緋紗子
授業概要 現在、世界のムスリム人口は推計13億人を超え、世界の総人口63億人の約5人に1人がムスリム(イスラーム教徒)である。イスラーム世界の地理的な広まりは、20世紀前半まで、「北アフリカから東南アジアまで」といわれてきた。しかし20世紀後半から、種々の要因による移民で、その分布は世界中に広がっている。21世紀のグローバル化しつつあるイスラーム国際社会の実態解明が本授業の目的である。国際社会におけるムスリムの位置と動向を理解することによって、米国の9/11同時多発テロ、コソボ紛争、アフガン・イラク戦争など、なぜイスラームと西欧文明の衝突といわれる現象が起こるかが明らかになる。受講生は各自興味のある国のムスリム社会を選び、資料を集め、発表し、レポートに仕上げる。
授業計画 現代国際社会とイスラーム
イスラーム地域の広がりと多様性:(1)20世紀前半まで
イスラーム地域の広がりと多様性:(2)20世紀後半の動き
21世紀の現状と展望
西欧とイスラーム:概観
西欧とイスラーム:(1)アメリカ合衆国
西欧とイスラーム:(2)イギリス
西欧とイスラーム:(3)フランス
西欧とイスラーム:(4)ドイツ
西欧とイスラーム:(5)オランダ
西欧とイスラーム:(6)ロシア
東欧とバルカン諸国
日本とイスラーム
今、イスラーム世界に何が起こり、何が問題となっているか?なぜ、テロがおこるのか?なぜ国際紛争につながって行くのか?
評価方法 学期末のレポート(50%)、発表(20%)、授業への参与(10%)、出席(20%)によって評価する。
教科書
参考書
メッセージ 本講義の受講希望者は春学期開講の「イスラーム入門」をまず受講していることが望ましい。本講義では、受講者がイスラームに関する基礎的知識をもっているものとして授業を進めるので、基礎的知識が皆無だと思うものは、受講前に研究室に来るか、最初の授業の日にその旨を表明し相談すること。