国際コミュニケーション論

年度 2003
科目名 国際コミュニケーション論
教員名 山脇 千賀子
授業概要 本講義の目標は、国際社会における諸問題を「コミュニケーション」という視点から理解・分析することです。そのためには、基本的概念である文化相対主義および自文化中心主義についての議論をふまえなければなりません。そのうえで、現代社会に特有なグローバリゼーションの進行とそれに付随する異文化接触にともなう公的レベルにおける諸問題について、具体的かつ理論的に分析していきます。 「国際社会」とは基本的に「国民国家」枠組みを前提としていますが、コミュニケーションは必ずしもこの枠組みに縛られるものではありません。こうした枠組みの交錯状況がなぜ、どのように起こっているのかを、実感をもって理解してほしいと考えます。そのために、ヴィデオを教材として適宜活用しながら講義をすすめます。
授業計画 授業ガイダンス
自文化中心主義と文化相対主義(1)
自文化中心主義と文化相対主義(2)
国際コミュニケーションとイメージ
ステレオタイプ・偏見・差別
国際社会におけるメディアと私たち
政治的コミュニケーションとメディア
異文化接触とコミュニケーション・スタイル
移動・移住する人々と日本(1)-外国人労働者問題とは何か
移動・移住する人々と日本(2)-日本人移民の世界
商品を介したコミュニケーション-バナナ・エビ・マグロと日本
援助を通したコミュニケーション-ODAとNGO/NPO
グローバル・イデオロギーの形成と困難(1)-「人権」①子ども
グローバル・イデオロギーの形成と困難(2)-「人権」②女性
グローバル・イデオロギーの形成と困難(3)-「平和」
グローバル・イデオロギーの形成と困難(4)-「環境」
グローバル・イデオロギーの形成と困難(5)- 「開発」と先住民
グローバル・イデオロギーの形成と困難(6)- 「経済発展」
多文化主義をめぐって
文化的多元主義をめぐって
文化の「混血」をめぐって
グローバリゼーションと文化
グローバリゼーションと宗教
総まとめ
評価方法 中間レポートおよび学期末の試験を各30%、毎回授業で提出してもらう質問・感想カードを40%として、総合的に評価します。
教科書
参考書
メッセージ 上述したように、毎回講義でわからなかった点や感想・意見などをB6版カードに書いて提出してもらいます。このカードを通して学生のみなさんとコミュニケーションをとりたいからです。授業は教員と学生が共同でつくりあげるものだと私は考えています。学生の皆さんが鋭い指摘をしてくれるほど、授業は魅力的なものになるはずです。一緒に「面白い」授業をつくりましょう。