教育の原理

年度 2003
科目名 教育の原理
教員名 柳生 和男
授業概要 中学校教育のみならず現代においては、共通の価値観や道徳的基準に混乱が生じており、ひいては教育する側のアイデンティティーが崩壊し、児童生徒は目標を失い学校や学級への帰属意識が持てないまま、不統一な衝動で行動したり、無統制・無方向な意識や行動、加えて人間としての分裂や脱道徳的な現象がごく普通にどこの学校にも見られるようになってきています。本講義では、こうした状況の中で生徒達と真っ正面から対峙できる情熱と確固たる教育的知見を有する教員の資質を育成するための基礎的基本的学習を行います。
授業計画 学校の現状を知る(1) 【今、学校でなにが起きているか・児童生徒編】
学校の現状を知る(2) 【今、学校でなにが起きているか・教師編】
教育の意義【教育されない人間は、そして社会はどうなるか】
ルソーの教育論【放任は自由主義教育の天敵】
ペスタロッチの教育論【「隠者の夕暮れ」に学ぶ】
日本の教育【目的・教育課程の変遷】
欧米の教育【目的・教育課程の変遷】
教育の方法(1)【教授と学習指導の一般原理】
教育の方法(2)【教育方法の歴史的変遷】
教育の哲学【人間とはなにか・教師の人間観で指導法が変わる】
教育制度と教育行政【学校制度の変遷と教育委員会の仕事】
教師論(1)【教師はあえて世間知らずで良い】
教師論(2)【教師の条件・教員養成制度】
家庭教育の位置【子どもの最初の担任は母親と父親】
社会教育の位置【社会教育の特質とその内容】
学校の説明責任・結果責任・筆記試験
評価方法 1. 筆記試験(教員採用試験受験を前提とした内容で実施する)
2. レポートの提出
3. 出席率と受講態度で総合的に評価する。
教科書
参考書
メッセージ 先生になりたい、教職免許は取得しておきたい等々の思いで受講される学生が多いと思います。職業選択のひとつとして本講義を位置づけることも、また将来親として子育てに関わることを念頭に置くこともできます。教育に対する基本原理を学習して、今後の生き方や行動の原理にして欲しいと願っています。