| 年度 | 2003 |
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| 科目名 | アメリカの社会制度と文化B |
| 教員名 | 小林 ひろみ |
| 授業概要 | いまなお、自由とチャンスを求めて多くの人々が集まるアメリカ、世界の富を独占しながらなおも一人勝ちのシステムを追及しようとするアメリカ。しかしその内側には、富める人と貧しい人の格差が厳然とあります。身分制度がないはずのアメリカで、いわゆるunderclassから這い上がれないグループ。そこに肌の色による違い color lineが明確に存在していることは否定できません。そして、この豊かな国に起きる犯罪の多さもまた、富が必ずしも幸福をもたらさないことを明示します。 しかし、アメリカはこの状況を無反省に維持しようとしてきたわけではありません。経済的格差や教育レベルの格差の解消のために、さなざまな実験的プログラムを実施し、社会的弱者の保護救済措置がとられてはいるのです。しかし、何が問題の原因であるのかが完全に解明できない以上、解決策もまた解明できない、というのが実情です。もっともこれはアメリカに限ったことではありません。日本でもまた、年金や医療制度の経済的破綻や凶悪犯罪の低年齢化など、さまざまな問題が起き、それを解決できずにいます。アメリカを見ることは、日本の制度の改善の参考になると考えます。 |
| 授業計画 | このコースでは特定の教科書を使用せず、データや資料を中心に勉強する予定です。詳細は授業中に提示します。 インターネットでさまざまな資料が入るようになったのは最近のことです。しかし、それと同時に情報があまりにも多すぎて、どれをとってよいのかわからない、ネット情報は必ずしも信頼できないなど、大きな問題点も指摘されています。このクラスでは、ネットによる情報も取り入れながら、基本的には信頼できる文献からの情報と資料を柱に、なるべくディスカッション形式ですすめていくつもりです。 全半は教育の面から、後半は福祉の面から見ていくことを予定していますが、複雑に絡み合った要素があるため、必ずしも予想通りにはいけないのではないかと思います。なお、受講生による調査やレポートを織り込みたいと考えていますので、アメリカの教育や福祉に関する新聞記事や情報があったら、提供してください。一緒に解読していきましょう。 |
| 評価方法 | 出席:20% (寝ている場合は欠席とみなします。)クラス活動:50% (クラス・レポートやディスカッションへの参加、資料提供等)レポート:30% なお、遅刻3回を欠席1回とみなします。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | アメリカに起きていることは10年後に日本に起きる、という話を聞いたことがあります。自分たちの将来にそなえて、この国の現状をみることは必ず役に立つと信じます。 |