国際イスラーム社会論

年度 2003
科目名 国際イスラーム社会論
教員名 中村 緋紗子
授業概要 20001年9月11日に起こった米国同時多発テロ以来、日本においてもイスラームと西欧文明の衝突をはじめ、にわかにイスラームに対する関心が高まってきた。本講義は、イスラームの基本的考え方を学ぶと共に、7世紀以来のイスラームの歴史を背景に、時代や地域によって多様な生活を営んでいる現代のイスラーム社会を解明する。受講生は、各自興味のある国とトピックを選び、自分で資料を集め、発表し、レポートに仕上げる。
授業計画 オリエンテーション
イスラームの基本的な考え方
* イスラームとは?
* 預言者とクルアーン
* ウラマーと法
* スンニー派とシーア派
なぜ、いまイスラームなのか?
* 脅威か、共存か?
* バクス・イスラミカから現代世界へ
* 日常生活のなかのイスラーム復興
ムスリム世界の多様性
現代中東
* 反体制と体制のはざまで:アルジェリアとモロッコ
* ムスリム同胞団と新世代のエリート:エジプトの復興運動のゆくへ
* イスラーム革命と民衆文化:イラン政治変動の底流
* 信仰・部族・近代化:「聖地の守護者」サウジアラビアのジレンマ
* アラブ民族主義とイスラームの相克:イラクにおける宗派関係の構図
現代アジア
* 中央アジアのイスラーム再生:ペレストロイカからタジキスタン内戦へ
* マルチ・エスニック国家マレーシアの選択:ダクワ運動の盛衰
* 「草の根型」変革の息吹:インドネシアの結婚・離婚相談所
* 「辺境」マイノリティの覚醒:フィリピン・イスラーム政党の挑戦
国際社会のなかのイスラーム
* 「イスラーム問題」の神話と現実
* 国際紛争とイスラーム連帯
* スンナ派中道潮流の理念と戦略
* 国際紛争とイスラーム連帯
* スンナ派中道潮流の理念と戦略
イスラームと21世紀の世界
* 「アメリカ同時多発テロ事件」への視座
* 岐路に立つ国際社会とイスラーム世界
評価方法 学年末のレポート(50%)、発表とクラスでの参加(30%)、出席点(20%)によって評価する。
教科書
参考書
メッセージ 受講に関しての必要事項と半年間の講義内容を説明するので、オリエンテーションにはかならず出席すること。また、受講生は学期末にレポートを作成し、発表するので、あらかじめ選択する国・地域とトピックを考えてくること。