| 年度 | 2003 |
|---|---|
| 科目名 | 記号論入門 |
| 教員名 | 岡野 雅雄 |
| 授業概要 | 記号論とは、文字符号や交通信号や地図のようなものだけにとどまらず、我々の身体の発する意味や、ことばや、社会のしきたりなどに至るまで、広く意味作用を扱うものである。人文科学においては、自然科学における数学に相当する基礎理論であり、現代思想や文学理論には欠かせない知識である。この科目では、記号の具体例をみながら、基本的な考え方を身につけてゆくようにしたい。 授業の流れとしては、まず具体的な記号を概観し、徐々にその背後にある原理をつかむようにする。ついで、「ことばと文化」の記号に対象を広げ、「文化記号論」と呼ばれる理論に進み、現代社会をとらえる上での応用を考える。 |
| 授業計画 | 「記号」と「記号論」--記号とは何か 記号論の考え方(1)–ソシュールの原理;能記と所記;記号の特質 記号論の考え方(2)–パラダイムとは;記号の「体系」性;統合と連合 記号論の考え方(3)–ヤーコブソンの二軸理論による広がり 記号論の考え方(4)–デノテーションとコノテーション 記号の分類--論理的コード(1)副言語的コード 記号の分類--論理的コード(2)実用的コードと認識論的コード 記号の分類--美的コード--儀式・神話・文学などにおけるシンボル 記号の分類--社会的コード(1)--儀式、モードなど 記号の分類--社会的コード(2)--文化記号論の広がり 意味作用の記号論 記号論的分析(1) コノテーションの分析、置換テストなど 記号論的分析(2) 構造分析とそれを補完するもの まとめ |
| 評価方法 | 中間レポートおよび学期末のテスト。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | P. ギロー『記号学』白水社クセジュ文庫 |
| メッセージ | この科目は教養科目として、記号論の考え方・ものの見方を知ってもらうのが主な目的です。受講生の構成にあわせて、後半部では扱う材料などは変わる可能性があります。 |