介護概論

年度 2003
科目名 介護概論
教員名 皆川 惠美子
授業概要 人間の一生を通して、生活の視点にたった社会福祉サービスのあり方から、福祉における介護とは何か、について論じる。歴史的変遷をふまえた介護をめぐる現状の課題を認識するとともに、どのように発展させていくか、自ら考えられるような学習展開にしたい。さらに、介護を必要としている人々を中心においた、保健・医療と福祉の連携に対するあり方の視点が重要である。自らの生活環境と照らし合わせながら、介護における様々な問題に対する考えを深める。
授業計画 講義ガイダンス
介護施策の動向
介護問題の背景と家族介護の問題
介護に関する保健・福祉施策の動向
介護の働き
介護制度の流れと原理性
介護の実践における倫理
介護を必要とする人間の理解
健康に生きるということ
自立的に生きるということ
介護に関わる関係職種
保健・医療・福祉の連携
利用者の視点にたった連携のあり方
社会福祉士および介護福祉士と医療との連携
介護技術総論
身辺介護(パーソナルケア)
コミュニケーションの技法
生活自立の拡大
住環境の整備
介護活動における課程とその展開
介護技術各論
医療の継続や医療処置を必要としている人への介護
痴呆性高齢者の介護
ターミナルケア
介護用具
介護活動実践論
住宅
医療施設および福祉施設
小テスト
評価方法 出席、学期末テストおよび授業中の小テストによって評価する。
教科書
参考書
メッセージ 日本は高齢社会に向かっています。そのなかで、どのような介護環境が人間らしく生活していくために必要なのか、ともに考え自らの生活にも役立ててください。