| 年度 | 2003 |
|---|---|
| 科目名 | 経済史A |
| 教員名 | 飯田 敏彦 |
| 授業概要 | この講義においては、ヨーロッパの経済史を概観する。いわゆる「大航海時代」において先陣争いを演じたポルトガルとスペインは、16世紀のヨーロッパで経済的な影響力を誇った。そこでまず、16・17世紀におけるポルトガルの東インド貿易とスペインの新大陸貿易に光をあてながら、ポルトガル人とスペイン人の経済活動の特徴と限界について説明を試みる。さらに、両国が築いた「財産」を利用しながら16世紀末に台頭したオランダの経済と貿易の盛衰をたどることにする。 |
| 授業計画 | 講義ガイダンス‐西洋経済史の見方‐ 共同体と市場経済 中世後期ヨーロッパの商業 14~16世紀イタリアの商業 16世紀ポルトガルの東インド貿易 16・17世紀スペインの新大陸貿易 17・18世紀オランダの中継貿易 |
| 評価方法 | 各受講生が自分の考えを教室で自由に述べ、積極的に授業に参加することを期待したい。これを促すため、受講生の授業への参加度と出席状況を評価対象として重視します。もちろん期末試験は実施しますが、成績評価の詳細は最初の授業において説明する予定です。 |
| 教科書 | |
| 参考書 | |
| メッセージ | 受講に際しては世界史と経済学の基礎知識を持つことが望ましいのですが、予備知識がなくても理解可能です。経済の基本問題を理解する機会を「経済は苦手」という学生に提供したいと思います。 |