情報表現・視覚言語

年度 2003
科目名 情報表現・視覚言語
教員名 高田 哲雄
授業概要 造形理論家でマサッチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Techunology )のヴィジュアル・デザイン主任教授ゲオロギー・ケペシュ(Gyorgy Kepes)が1944年に“視覚言語”(Language of Vision)を著してからすでに半世紀以上が過ぎた。21世紀に入った今日、私達は生活の様々な場面で実は無意識のうちにこの“視覚言語”の恩恵を受けている。分かりやすい例では、交差点をわたるときは誰でも「赤なら止まれ、青なら進め」と感覚的に受け止めかつ実行している。「なーんだそんな単純なことか」と思うかもしれないが実はあなたは”視覚言語で命を守られている”のだ。その場に「止まれ」とか「進め」とか文字で表示されるているわけではないが、この言葉でない言葉によって”生きている”とさえいえる。もちろんこれらのことは広い概念でとらえるなら”ノンバーバル・コミュニケーション”と言われるものである。しかし情報社会においてはその中でも特に言語的メッセージを視覚に置き換えることが有効と考えられる。この講義では“視覚言語“の基本的な意義とその展開方法について解説する。
授業計画 視覚言語とは (ゲオロギー・ケペシュの“視覚言語”Language of Vision解説)
視覚言語の発見 (生活空間における視覚言語とは)
視知覚の機能 (視覚のメカニズム、視覚心理との関連)
造形的組織化 (造形的要素(点、線、面)と形態の認識)
ダイナミック・アイコノグラフィ(メッセージを持つ視覚記号)
視覚言語の実際Ⅰ 身振り、演技言語 (Gesture&Action Language)
視覚言語の実際Ⅱ 図像的言語(Pictorial Language)
視覚言語の実際Ⅲ 物体言語(Object Language)
視覚言語によるデザイン① サインとシンボル
視覚言語によるデザイン② 映像デザイン
視覚言語によるデザイン③ 空間デザイン
選択研究課題①
選択研究課題②
選択研究課題③
まとめ: 視覚言語の果たす役割と情報表現における可能性。
評価方法 講義のテーマに関心をもって受講しているかを評価します。出席、課題提出、試験問題等、参加意欲の総合評価とします。
教科書
参考書
メッセージ 最もバランスの良い知識は”理論”と”実践”の両面から学んでいくことによって身につくものです。またこの授業では”知性”のみに集中するのではなく同時に”感性”も磨いてくれることを期待しています。