新聞演習

年度 2002
科目名 新聞演習
教員名 柴田 鉄治
授業概要 かつてマスメディアの王座にあった新聞が、いま、その座をテレビに譲りつつあるが、かといって、新聞の使命や社会に対する役割、影響力などが小さくなったわけではない。その新聞に対する理解を深めるため、単に読者の立場から新聞を見るだけでなく、新聞を作る側の立場にたって見直してみることも大事である。新聞記者歴40年の講師の実務経験をもとに、新聞をつくる側の喜び、たのしみ、悩み、苦しみ、あるいは、さまざまな問題点を取り上げて学生たちに伝えると同時に、学生たち自身にも考えてもらう。
授業計画 ・新聞についての基礎知識
・新聞の特徴、とくにテレビとの違いについて
・新聞記事の書き方、新聞写真の撮り方
・報道と人権。報道のいきすぎによる人権侵害の事例を考える
・犯罪報道における実名と仮名
・事件報道における敬称と呼称
・報道しないことによる人権侵害の事例を考える
・特ダネの役割とその効用
・キャンペーン報道とは
・調査報道とは
・誤報・虚報はなぜ起こるのか
・新聞の使命、社会に対するチェック機能
・新聞の歴史とこれからの新聞
・新聞編集の実際
評価方法 毎時間、小レポートを提出。それに「季節のニュース写真を撮る」宿題や「実際に新聞をつくってみる」演習の出来栄えを加味、それらと学期末のレポートを総合判断して評価する。特に出席点を重視する。
教科書
参考書
メッセージ 若者の活字離れがいわれだしてから久しい。たしかに、新聞を読まなくなった学生が多い。とくに一人暮らしの学生は、最初から新聞をとらずに、テレビがあれば、それで十分だとしている人が年々、増えていく傾向にある。本当にテレビがあれば十分なのだろうか。新聞は、情報収集の手段としても優れているし、とくに、ものを考えさせる力がある。新聞は読んでみれば実にいろいろなことが書いてあって、役にも立つし、おもしろいものなのである。また、自分の文章力を磨くのにも欠かせない。とにかく、新聞を手にとってもらいたいと思う。この授業が、新聞を見直すひとつのきっかけになれば幸いである。