年度 | 2010 |
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科目名 | 映像編集 |
教員名 | 竹林 紀雄 |
授業概要 | この授業では、パソコンを用いた映像編集(ノンリニア編集)の技法を実践的に学び、修得した技法を応用して、履修生が各自1本の課題作品の編集に取り組みます。あわせて、課題作品の撮影も行いますので、撮影の基本も学んでいただくことになります。映像編集とは、単に撮影した映像を順番に並べる作業ではありません。素材としての映像を取捨選択し、表現上の時間軸に再配列することで新しい世界を作り出し、さらに作り手の思いを込める創造的な行為です。編集ソフト(Premiere Pro)の基本操作に習熟することも必要ですが、より重要なことは、様々なジャンルの映像作品に応用できる映像表現の基本を修得することです。テンポとリズムが生み出す映像のダイナミズムに触れるこの授業で、2年生からの映像作品制作への理解をより深めてほしいと思います。 |
授業計画 | ガイダンス 安全に映像制作演習を行うためのガイドライン 映像編集とは何か 映像編集技術の歴史と展望 映像編集の基本技法 I 映像編集の基本技法 II ノンリニア編集演習 I ノンリニア編集演習 II ビデオ撮影の基本 課題作品撮影演習 I 課題作品撮影演習 II 課題作品編集演習 I 課題作品編集演習 II 課題作品の講評 I 課題作品の講評 II 課題作品の講評 III |
評価方法 | 課題作品(70%)から完成度と独創性、さらに理解度を評価します。これに、出席状況、授業態度等の平常点(30%)を加味して総合的に評価します。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | デジタルビデオカメラの高性能化・低価格とパソコンのスペック向上により、誰もが簡単に「映像作品」を形にすることが物理的には可能になりました。パソコンを用いた映像編集では実に簡単に映像と音を繋ぐことができます。ただし、カットを重ねて自らの意思を第三者に伝えることは決して容易なことではありません。映像を編集するという行為は映像で表現することに他ならないからです。この授業で、映像で表現するための基本を学びながら、映像作品にアプローチするための編集スキルを修得しましょう。自ら積極的に映像制作に取り組む意欲のある学生の履修を求めます。 |