年度 | 2010 |
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科目名 | 簿記演習 II |
教員名 | 新井 一夫 |
授業概要 | 簿記とは企業の経済活動を貨幣額で記録、報告する技術であり、世界的に通用する企業の言語と言えます。これから経済社会に出て活躍する皆さんには、会計学や簿記の知識を駆使して、企業の財務業績を読めるようになることが必要でしょう。また、簿記は会計学のいろいろな科目を学ぶための基礎科目ですので、是非ともあやふやではなく正確な理解を得て頂きたいと思います。受講者の中には大学で初めて簿記を学ばれる方も多いでしょうから、簿記演習の授業は、最初に、簿記の仕組みを大まかに説明し、次いで、取引と呼ばれる経済活動の記録方法を詳細に、そして最後には、最終的に企業の成績表ともいえる財務諸表を作成するというように、一段ずつ階段を上がるように組み立てられています。本講義では、「簿記演習 I 」の知識を前提に、その後半部分を学びます。到達目標は、日本商工会議所簿記検定3級の基本部分を理解することです。 |
授業計画 | 簿記演習 I の復習 『第2部:取引』 現金・預金の取引 手形取引・有価証券取引 その他の取引・伝票会計 計算演習 小テスト(1) 『第3部:決算』 決算修正事項(1)売上原価の処理 決算修正事項(2)有価証券・減価償却・現金過不足・消耗品・引出金 決算修正事項(3)貸倒見積り・費用・収益の繰り延べ 決算修正事項(4)費用・収益の見越し・精算表と勘定の締め切り 小テスト(2) 計算演習 総まとめの計算演習 ※学期授業予定回数と必ず一致するものではありません。 |
評価方法 | 提出課題と宿題と出席状況20点、小テスト30点、期末試験50点の割合で評価します。成績評価の基準は、次のとおり。AA)90点以上、A)80点以上、B)70点以上、C)60点以上、D)60点未満。ただし、出席が3分の2(10回)に満たない場合は期末試験を受けることが出来ません。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 簿記は自動車の運転と同じように、毎回の積み重ねと練習によって上達していきます。従って、講義には欠かさずに、また、遅れずに出席してください。また、講義を聴くだけでなく、宿題の章末問題は必ず解いてください。同様に課題が出された場合は必ず提出してください。なお、講義中にテキストの計算問題を解くことがありますので、毎回テキストと電卓を持参してください。受講者は講義期間中に日商簿記検定3級に挑戦されることをお勧めします。講義期間中に合格された方は評価に加味しますので申告してください。本講義を履修する学生は、簿記演習 I をすでに履修または修得した者、簿記の初歩的知識を持っている者が望ましく思います。 |