年度 | 2010 |
---|---|
科目名 | 教育職の研究 |
教員名 | 原田 勉 |
授業概要 | 学校教育に携わる目標を持つ者にとって、教育の職に関して理解することは最も基本的なことである。また、教育法規を理解することも極めて重要である。このことを根底にして、ひとり一人の教師が教育のあるべき方向について認識を深め、それを一歩一歩確実に実践していくことにより一層、学校の主体性の確立と教師の創造性の発揮がされるものと考える。それにより先般、中教審によって示された「新しい時代の義務教育を創造する」答申に応えた「学校力」、「教師力」の強化・向上がなされると期待される。本授業では、学校の組織、学校運営及び教育法規の基本的概念について理解を深め、近い将来の教師を目指す学生諸氏が教師としての資質を高め、一層その意欲と実力の向上が図られることを期するものである。 |
授業計画 | (1)学校の組織(第1回)○教職員の組織について○学校の管理・運営について(生徒指導と進路指導を含む) (2)学校安全と学校の危機管理について(第2回)○学校事故の内容○事故防止について○対応について (3)教育関係法規の基礎(第3回)○分類と体系○種類 (4)教育の基本に関する法規(第4回)○日本国憲法○教育基本法 (5)学校教育に関する法規(第5回)○学校教育の基本的事項に関する法規○学校教育の振興・奨励に関する法規○学校保健、学校安全等に関する法規 (6)教職員に関する法規(第6回)○教職員の資格・免許・任用に関する法規○教職員の職務・研修に関する法規○教職員の服務・分限・懲戒に関する法規○教職員の勤務条件等に関する法規 (7)社会教育・体育に関する法規(第7回) (8)教育行政組織に関する法規(第8回)○地方教育行政の組織及び運営に関する法律 (9)教育財政に関する法規(第9回) (10)我が国の教育改革の動向について<1>「教育基本法」改正について 新旧の比較とその重点(第10回)<2>学習指導要領の変遷と新学習指導要領について(第11回)<3>中教審の答申内容(第12回)<4>「教育三法」の改正とその主な内容について(第13回) (11)まとめ(第14回) ※学期授業予定回数と必ず一致するものではありません。 |
評価方法 | 筆記試験及びそれに加え、出席率と受講態度等から総合的に評価する。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 教育問題に常に関心を持ち、タイトル等をメモしておく。なお、新聞報道等の切り抜きノートの作成を勧める。また、素晴らしい教師になろうとする意欲や資質の向上をめざすことを期待する。 |