問題発見技法(S)

年度 2010
科目名 問題発見技法(S)
教員名 堀田 敬介
授業概要 企業の経営活動などでは,さまざまなレベルでの意思決定が行われるが,各決定を支援するために科学的・工学的な手法が用いられることが多くなっている.しかしながら,さまざまな問題に科学的にアプローチするためには,問題そのものについてその本質を理解し,目的を定めて分析できなければならない. また,何が問題かを発見するためには,何を問題とするかということを定義できなければならない.目的は何か,本来どうあるべきかという視点を持たねば,問題発見・分析は,労力の無駄になる. さらに,データの収集の仕方,問題点の列挙・取捨選択・精練の方法,改善点などが明確でなければ,その後の分析は机上の空論となる. 本講義では,問題をどのように発見し・捉えるのか,及びデータ収集と分析法について学んでいきたい.
授業計画 問題発見概要
問題の発見・整理
ブレーンストーミング
KJ法
品質管理
TOC思考プロセス
問題の発見・分析
クラスター分析
マーケットバスケット分析
評価方法 トピック毎の課題・レポート・発表内容等により評価.グループ単位の作業・レポート提出を行うので,グループの他の学生に迷惑をかける等グループ作業に支障を来す学生(作業しない,無断遅刻・無断欠席が多い,就活による欠席の事前連絡がない,連絡が取れない,任された仕事への責任感がない等)はDとする.
教科書
参考書
メッセージ 履修前提としてPCの操作はできること.例えば,ExcelやWordの基本操作ぐらいはできること.また,「レポートはPDFファイルにして提出」という言葉が今現在「何のことやら?」な人は,難しくないので授業開始までに対処しておくように.グループでの作業・レポート作成が基本なので,一人で行動することが多かった人は自分を成長させる切っ掛けにしよう.グループ作業に慣れている人や対人関係で物怖じしない人はリーダーシップを発揮・磨きをかけるチャンスと捉え,積極的に活動し,仲間をもりたてよう.