年度 | 2010 |
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科目名 | テクニカルライティング |
教員名 | 松野 修 |
授業概要 | 社会生活では、事実を正確に表現し、意思を的確・タイムリーに伝達する実務文書を書く機会が多い。実務文書の作成には特別の才能は必要なく、技術を習得すれば誰でも書けるようになる。授業では、共同通信の社会部記者・デスク、論説委員として体得した文章術を基に、用字用語から文章の組み立て方・高速作文術まで文章作成の技を伝授する。学生諸君が、各種スタイルの文章を書くことによって文章作成の基礎・基本を身につけ、さらに上達への道を自らたどれるよう添削・講評を含めた指導をする。 |
授業計画 | 授業は、実務文書作成の基礎・基本についての講義と学生諸君の文章作成演習の2部構成とする。講義は、基礎編では漢字と仮名、パソコン文字や差別用語の留意点など用字用語や表記方法を中心に、基本編では、文書の性格に応じた書き方の技術を解説する。演習は、提示した主題や例文に関して、小論文や感想文、自己PR文や志望書、商品紹介文やリポート、提案文や要約などを授業中に記述してもらい、その添削・講評を通して文章術のスキルアップを図る。原稿用紙に鉛筆書きをするので鉛筆、消しゴムを持参すること。 1 授業ガイダンス 文章作成の原則と志望書 2 文章作成の基礎1 課題文作成と講評 3 文章作成の基本1 課題文作成と講評 4 文章作成の基礎2 課題文作成と講評 5 文章作成の基本2 課題文作成と講評 6 文章作成の基礎3 課題文作成と講評 7 文章作成の基本3 課題文作成と講評 8 中間まとめ 課題文作成と講評 9 文章作成の基礎4 課題文作成と講評 10 文章作成の基本4 課題文作成と講評 11 文章作成の基礎5 課題文作成と講評 12 文章作成の基本5 課題文作成と講評 13 文章作成の基礎6 課題文作成と講評 14 まとめ ※学期授業予定回数と必ず一致するものではありません。 |
評価方法 | テストはしない。出席点は40%。残りは授業中に作成した文章で評価する。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | 文章作成上達のコツは(1)名文を読む(2)書き慣れる-の2つだと言われてきた。しかし、漫然と読んだり書いたりしても進歩は望めない。学生諸君に推奨したい方法は、複数の新聞が同一テーマに関しどういう書き方をしているか-を、授業で示す原理に照らしながら意識的に読んで比較検討し、その結果を書くという作業だ。定期的に行えば上達は早い。 |