年度 | 2010 |
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科目名 | ゼミナール |
教員名 | 竹林 紀雄 |
授業概要 | 映像作品の「鑑賞」と「制作」により、映像表現への理解を深め、テレビなど映像系メディアで活躍できる人材を育成することが竹林ゼミの目的です。授業内はもちろんですが、学外でも様々なジャンルの独創的な映像作品を鑑賞し、感性を養っていただきます。この「鑑賞」と平行して、春学期、秋学期共に各自が1本の映像作品の制作に取組みます。課題作品のジャンルは「ドキュメンタリー」に軸足を置きますが、従来のドキュメンタリーの枠にとらわれずに、ドラマの手法やアート的な表現を積極的に取り込んだ「独創性」のあるドキュメンタリー作品を期待しています。課題作品の制作に臨むにあたって受講生に求めるのは、これを課題として捉えるのではなく、対外的にも「作品」として主張できるものを手掛ける姿勢をもつということです。優れた作品は、映画祭や映像フェスティバルに積極的に橋渡しをしますので、学外のより多くの観客に見せることを意識した作品の制作に挑んでください。実際の制作作業に取り組むに先立って、自らの思いを言語化することは重要です。ゼミ生各自が企画書で、「このような意図で、このような作品を創る」と表明した上で、課題作品の制作に取り組んでいただきます。また、バーチャルリアリティー技術を応用した、新しい映像表現の可能性を拓く演習にも取り組んでいただくことを予定しています。ただし、映像制作は常に危険やトラブルと背中合わせです。竹林ゼミの「安全に映像制作実習を行うためのガイドライン」を遵守していただくことを求めます |
授業計画 | 春学期 春学期ガイダンス 安全に映像制作演習を行うためのガイドライン 春学期課題作品の企画発表 映像制作における著作権の現状と課題 特殊撮影が可能にする映像表現 I (秋学期と連続する) ※バーチャルリアリティー技術を応用した合成撮影 特殊撮影が可能にする映像表現 II (秋学期と連続する) ※バーチャルリアリティー技術を応用した合成撮影 ドキュメンタリーの変遷と可能性I ドキュメンタリーの変遷と可能性II 春学期課題作品の中間講評 I 春学期課題作品の中間講評 II 表現技法I 表現技法II 実験映画の変遷と可能性 課題作品発表、講評Ⅰ 課題作品発表、講評Ⅱ 秋学期 秋学期ガイダンス 秋学期課題作品の企画発表 音の演出(ME、SEをどのように使うか) 映像表現とライティング 映像リテラシー I (作る側と観る側) 映像リテラシー II (撮る側と撮られる側) 映像リテラシー III (作り手の視点について) 秋学期課題作品の中間講評 I 秋学期課題作品の中間講評 II 特殊撮影が可能にする映像表現 III (春学期と連続する) ※バーチャルリアリティー技術を応用した合成撮影 特殊撮影が可能にする映像表現 IV (春学期と連続する) ※バーチャルリアリティー技術を応用した合成撮影 秋学期課題作品発表、完成講評 I 秋学期課題作品発表、完成講評 II 総括および春学期の卒業制作について |
評価方法 | 課題作品から完成度と独創性、さらに理解度を評価します(60%)。これに、出席、授業態度、ゼミ課外活動への参加、チームワーク能力、責任感等の平常点(40%)を加味して総合的に評価します。※通常授業よりも欠席や遅刻はマイナス評価とします。 |
教科書 | |
参考書 | |
メッセージ | ゼミ生各自が「映像の表現者」として、映像作品の制作に取組みますので、1~2年生でビデオカメラによる撮影やノンリニア編集などの基本スキルを習得していることが望ましいです。ゼミの課外活動としては、ゼミ合宿の他にも、主に都内での映像作品の鑑賞や映像フェスティバルへの参加、またテレビ業界や映画業界の方々を学内に迎えての学習会や進路相談等も予定しています。このような課外活動に積極的に参加することを求めます。 |